DUO3.0例文解説メモ #187
DUO3.0例文の187本目です。
can’t help …ing
「…せざるを得ない」という意味の表現。自発的ではない無意識で回避困難な行動に用いられる(くしゃみ、爆笑など)。また、その行動による結果が望ましくなく、後悔をしているときに使われる傾向がある。
なお、helpは「助ける」という意味の動詞として知られているが、「手を加える」というニュアンスで覚えておくと応用がきくと思う。この例文の場合「笑うことに対して、手を加えることができない」→「笑わずにはいられない」ということになる。
laugh at…
「…を笑う」「…に笑う」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、laugh(笑う)+at(点)→「…という点に対して笑う」ということ。動詞laughは「笑う」という意味を持つので「何かに対して」という対象を示すときは、atで標的を絞り込んでそこに対して笑うという感覚になると思う。
同じような表現にlook at…(…を見る)がある。lookも漠然と「見る」という意味なので、atでその対象を点で絞り込むという感覚は共通になると思う。
keep on…
「…を継続する」「…を繰り返し行う」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、keep(保つ)+on(接触)→「接触を保つ」ということ。ここから「ある状態をずっと保つ」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
この例文の場合は、keep on making stupid mistakesとなっており動名詞がonに続いている。onを省略してkeep making stupid mistakesとしても問題ないと思うが、on(接触)がある分だけ「継続」「繰り返し」という部分を強調しているような感覚がある。
また、繰り返しという意味で使われる場合、「回避困難な行動(くしゃみ、咳、爆笑)」「相手に不快感を与える動作」というフレーバーが加わることがある。
make a mistake
「誤りをする」という意味の表現。分解して考えれば、make(作る)+a mistake(間違い)→「間違いを作る」ということ。この例文では、stupid(バカな)という形容詞で修飾されており、さらに繰り返すということからmistakeを複数形にしている。
He’d be…
He would be…の省略となっている。このwouldは推量の意味を持っており、will(確度の高い推測)から過去形にすることでちょっと距離を置き「だろうなぁ」と確度を弱めた表現となっている。この辺りの感覚的な説明は大西先生の本に詳しく書かれているので気になる方は一読をお勧めする。
the last person to…
「最も…しそうにない人」という意味の表現。直訳すれば「…するための最後の人」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。下で説明しているように、learn one’s lessonは「経験を通じて学ぶ」ということなので、この例文の場合は、the last person to learn his lesson(彼は経験を通じて学ぶための最後の人)となり、意訳すればDUOの和訳のように「懲りない」という表現となる。
learn one’s lesson
「教訓を得る」「経験を通じて学ぶ」等の意味を持つ表現。lessonと言えば「授業」を思い浮かべるが、「教訓」という意味もある。I learned my lessonで「いい勉強になったよ」というような意味合いになるので併せて覚えておくとよいと思う。
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