DUO3.0例文解説メモ #264
DUO3.0例文の264本目です。
make use of…
「…を利用する」「…を活用する」等の意味を持つ表現。単純にuseを使うのではなく、物事をコネコネして作り上げるというようなニュアンスを持つmakeを使っていることから「手間をかけてでも何とか」というようなフレーバーも感じられる。
そのため、ofに続く内容は「非常に有益なこと」「非常に楽しいこと」といった価値があるモノが続く印象がある。なお、この例文ではthe interactive nature of the medium(その媒体の双方向的な性質)が続いており上述の説明とも感覚的に一致すると思う。
interactive
「相互作用する」「双方向の」等の意味を持つ形容詞。語源は、inter(間の)+act(行動)+ive(性質がある)→「間に入るものが行動する性質がある」ということ。ここから「お互いが作用し合う」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
もう少し補足すれば、昔はテレビ局が映像を送って視聴者がそれを見るという一方向の情報伝達だったが、最近ではリモコンボタンでクイズに参加できたりと双方向のやり取りもできるようになってきており、これもインタラクティブなやり取りの一例となる。日本でもインタラクティブという単語は使われているので知っている人も多いと思う。別の表現をすれば「対話型」といった感じになる。
nature
「自然」「性質」「性格」等の意味を持つ名詞。語源は、nat(生まれる)+ure(名詞語尾)→「生まれる」ということ。ここから「生まれたままのもの」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
具体的には、①生まれたままで何も手が加わってないもの→「自然」、②生まれ持ったもの→「性質」「性格」といった感じ。なお、前の例文で出てきた同語根を持つnation(国家)の説明も参考になると思うので、時間があれば読み返して頂ければと思う。
medium
「媒体」「中間」という意味を持つ名詞(形容詞の意味もある)。語源は、語根me(中間)を持っており「何かと何かの間に入るもの」ということ。ここから、①情報を届けるのに間に入るもの→「媒体」、②大きいモノと小さいモノの間に入るもの→「中間」といった具合に冒頭の意味につながっている。
この例文では①の意味で使われているが、日本語では複数形であるmedia(メディア)の方が馴染みがあると思う。逆に、日本でメディアと言えばテレビやCD/DVDを指すことが多く、情報伝達手段(媒体)のことを指すのでmedium(媒体)という意味は理解できると思う。また、サイズを表すL(large)、M(medium)、S(small)のMでもお馴染みの単語となる(これは上述の②の意味)。マインドマップ風にまとめると下図のようになる。
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