DUO3.0例文解説メモ #241
DUO3.0例文の241本目です。
アメリカではくしゃみをした相手に対してGod bless you、もしくはBless youということがあります。自分も言われた記憶があります。
ecologist
「生態学者」という意味の名詞。語源は、ecology(生態学)+ist(専門家)→「生態学者」ということ。日本語の勉強になってしまうが、生態学は「生物と環境の間の相互作用を扱う学問分野」となる。
エコロジーについて
エコロジーという言葉は「環境にやさしい」という意味で普段耳にしており、生態学との関係がちょっと分からなかったので興味本位で調べてみた。下記がその概要となる。
①生態学は生物と環境の間の相互作用を扱う学問、②環境破壊や公害問題が表面化してそれを解決する学問分野として生態学が注目される、③生態学による各種対策をまとめてエコロジー運動と呼ぶようになる。④これらの運動に対してエコロジーという言葉が使われるようになって生態学から切り離されて独り歩きするようになる。⑤エコロジーを省略してエコというようになり「エコ=環境」にやさしいという構図になる。
脱線してしまったが、DUOの例文にはecologyという単語は出てこないので語源も記載しておく。ecologyは、eco(家庭)+logy(~学)→「家庭の学問」ということ。ここから、生物の家庭生活を考える学問という意味になる。気付いた人もいるかもしれないが、これだと冒頭の「生物と環境の間の相互作用を扱う学問」と一致しないが、これはヘッケルという人がこのような形でecologyという単語を作り、その後、クレブスという人が冒頭で説明した学問に定義し直したためらしい。
また、エコが語源的に環境を意味しないことについては、上記の①~⑤で説明した通りとなる。長々と書いてしまったが、結局のところ、ecology(生態学)と覚えてしまうのがよさそうな印象。
warn
「警告する」「注意する」等の意味を持つ動詞。日本でもワーニングと言ったり、Warningと書かれた看板を見ることがあるので意味は掴めると思う。
time and again
「繰り返し」「何度も何度も」という意味の表現。longmanには「不満を表す時に使う」という説明があるので「何度も何度も~したのに」というネガティブな文章で使われることが多いのだと思う。
petroleum
「石油」という意味の名詞。語源は、petro(石)+oleum(オイル)→「石油」ということ。ポルトガル語だと、石はpetra、オイルはóleoと言うので個人的にはしっくりくる語源となる。ただ、英語だと両方とも綴りが大きく離れてしまうのでpetroleumとして覚えてしまうのがよいと思う。
他のアプローチ方法としては、ブラジル最大の石油採掘会社Petrobras(ペトロブラス)があり汚職関係のニュースでたまに名前が出てくることがある(後半のbrasはブラジルのこと)。聞いたことがある人はあまりいないかもしれないが、知っていればここから紐付けても良いかもしれない。ブラジルに行ったことがある人であれば、Petrobrasという名前の入っているガソリンスタンドを見たことがあると思う。
is not only A but also B
「AだけでなくBも」という意味の表現。中学・高校では必ずと言ってよいほど教えられる表現なので知らない人はいないと思う。butはここで説明しているように「除く」という意味なので、それを踏まえて分解して考えれば、not only A(Aだけではない)+but also B(Bも除く)→「AだけでなくてBも除く」となり意訳すれば冒頭の意味となる。
blessing
「天の恵み」「恩恵」等の意味を持つ名詞。動詞blessには「神の加護を祈る」といった意味があり、アメリカではくしゃみをした相手に対してGod bless you, Bless youということがある。自分もアメリカ滞在中に言われたときは「どういうこと?」と思った記憶がある。直訳すれば「神のお恵みがありますように」ということなのだが、そこまで深く考えずに習慣的に言っている印象。
blessingは上述した動詞blessの現在分詞が名詞化したものとなる。余談になるが、日本語でも「息」という意味でブレスという単語を使うので「神様が息を吹きかける」→「神様からの加護がある」と最初勘違いしていた。日本語のブレスは英語だとbreathとなりblessとは無関係なので混乱しないように要注意。
curse
「呪い」「不吉の元凶」等の意味を持つ名詞(動詞、間投詞の意味もある)。自分が初めてこの単語を聞いたのは犬夜叉の英語版を見たときだった。今でもYoutubeで何話か見れるので興味がある人は見てみるとよいと思う。かなりの頻度で使われていた気がする。
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