DUO3.0例文解説メモ #081
DUO3.0例文の80本目です。
句動詞が盛りだくさんの文章です。句動詞はこちらで説明しているように「動詞の基本イメージ」×「前置詞/副詞のコア」となるのでそれぞれをしっかりと把握するのが重要です。
no one
「誰も~ない」という意味の表現。nobodyの方が少しカジュアルな響きがある。
back up A
「Aを裏付ける」「Aを支援する」「Aのバックアップを取る」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、back(後退する)+up(上に)→「後ろに下がって前にいるモノを持ち上げてサポートする」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
at first
「最初は」「初めは」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、at(点)+first(最初)→「最初の点で」となり、冒頭の意味につながっている。同表現は状況が変化することを示唆し、その変化を対比するときに使う表現となる。具体的にはこの例文のように、最初は誰も支持してくれなかったが、最後は賛同してもらえたといった具合に状況が変わるケースで使われることが多い。単に最初というのであれば、first, firstly, to begin with, first of all, initiallyなどが使えると思う。
eventually
「結局は」「最後には」等の意味を持つ副詞。語源は、event(出来事)の副詞形となり「出来事の結果」「出来事の結末」といったニュアンスから冒頭の意味につながっている。日本語でイベントと言えば催しを意味するのに対し、英語では出来事という意味もあるので要注意。また、努力した結果ついにといったフレーバーを加えたいのであれば、finallyという単語がしっくりくると思う。
talk A into B
「A(人)にBをするように説得する」という意味の句動詞。分解して考えれば、talk(話す)+A(人)+into(中に)+B(内容)→「Bという内容に入ってもらうようにAと話す」ということ。ここから、Aを説得してBをやるようにするといったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。通常talkは自動詞で使われるため、talkがA(人)という目的語を取るのが印象的な表現。また、説得してやってもらいたい行動はBとなるので、その行動に入っていく(into)とセットになるのも納得がいく。
go along with…
「…に賛同する」「…に付いて行く」等の意味を持つ句動詞。alongの基本イメージは「細長いものに沿うこと」なので、それを踏まえて分解して考えれば、go(行く)+along(沿って)+with(一緒に)→「…に沿って進んで行く」ということ。ここから、「賛同する」「サポートする」といったニュアンスが生じ、意訳すれば冒頭の意味となる。DUOの中でもalongを使った例文がいくつかあるので「細長いものに沿うこと」というイメージを意識しながら例文暗唱に取り組むとよいと思う。なお、この文章では、my plan(私の考え、案)に沿って行くということから、賛同という訳になっている。
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