DUO3.0例文解説メモ #115
DUO3.0例文の115本目です。
make believeは動詞が二つ並んでいるので違和感を感じますね。
動詞が二つ並んでいる理由は原形不定詞の影響です。ただ、便宜上はyourselfを補うことで理解できるのでそちらで理解しても良いと思います。重要なのは「表現と感覚を紐付けて使えるようにすること」です。理解は手段となるのでしっくりくるもので覚えておけばいいと思います。
make believe…
「…のふりをする」「…に見せかける」等の意味を持つ表現。動詞が2つ連続しているため違和感を感じるが、make yourself believeのyourselfが省略された形と考えるとしっくりくると思う。
そのため、例文に沿って考えれば、When the kids made themselves believe that they were dinosaurs (子供たちが、彼ら自身を恐竜であると信じ込ませたとき=恐竜ごっこをする)という感じになる。ただ、実際は目的語themselvesが省略されているという訳ではなく、文法的には原形不定詞の一種となるらしい。
英語で不定詞といえばto不定詞を思い浮かべると思うが、英語以外の言語では原形不定詞が主に使われている。そして、その原形不定詞を使った他言語の表現が逐語的に訳されて英語として使われるようになり、動詞が2つ並んでいるように見えるということ。
少し分かりずらいと思うので例を挙げる。ポルトガル語でsabe falar português(直訳:ポルトガル語を話すことを知っている) という表現があるが、これを逐語的に英語に訳すとknow speak portugueseとなる。ここで、 falar portuguêsが原形不定詞となっている。原形不定詞についてはこちらで説明しているので気になる方は一読して欲しい。
なお、この例文でthat節が過去形になっているのは、仮定法ではなく単に時制の一致(madeに合わせてthat節の中も同じ過去形にした)によるものだと思う。また、make believeは子供に対して使う表現で、大人に対してはpretendを使うことが多いらしい。
scold
「叱る」という意味の動詞(名詞の意味もある)。ただし、少し古い表現のようで使われることは多くないらしい(自分も聞いたことがない)。longmanには、日常会話ではtell off(しかる)を通常使うとの説明がされている。他にもget mad at…(…に怒る)やyell at someoneといった類似表現もある。
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