DUO3.0例文解説メモ #153
DUO3.0例文の153本目です。
propertyはproperのコアと意味を広がりを押さえておくと理解易いと思います。
claim
「主張する」「(当然の権利として)要求する」等の意味を持つ動詞(名詞もある)。語源は語根claim(叫ぶ)を持っており「強く言う」ということ。ここから「主張する」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
日本語でも苦情という意味でクレームという単語を使うが、英語の場合は必ずしも苦情とは限らないので要注意(日本語のクレームはcomplaintが近いと思う)。また、同単語が使われている身近な例としては、空港内の荷物受取場(baggage claim)がある。
昔はclaim=苦情と思い込んでいたので、なぜスーツケース受取場をbaggage claimというのか分からなかった。自分の預けた荷物を受取る場(要求する場)という意味から、baggage claimと呼ばれているらしい。
enormous
「巨大な」「膨大な」等の意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。語源は、e(外に)+norm(標準)+ous(形容詞語尾)→「標準の外にある」ということ。ここから、桁違いに大きいというニュアンスになり冒頭の意味につながっている。なお、語根norm(標準)はnormal(普通の)という単語から容易に推測できる。また、enormousはhugeよりもさらに大きいというニュアンスがあるらしい。
property
「不動産」「持ち物」「特性」等の意味を持つ名詞。語源は、proper(あるべき所に所属)+ty(名詞語尾)→「あるべき所に所属するもの」ということ。ここから、下図のイメージのように冒頭の意味につながっている。
なお、この例文ではpropertyは財産という意味で使われているが、physical and mechanical properties(物理的・機械的特性)というような物質的な特性という意味で使われることがある。また、身近な例としてはパソコンの各種設定をするプロパティがあるが、これも「特性」ということになる。
at someone’s disposal
「その人が自由に使うことができる」という意味の表現。この表現で使われている名詞disposalは「処分」「売却」等の意味を持ち、語源は、dis(離して)+pose(置く)+al(名詞語尾)→「離して置く」ということ。
ここから「処分」「売却」等で自身から離すといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。そのため、at someone’s disposalという形で「その人が離して置けるもの」といったニュアンスとなり意訳すれば冒頭の訳となる。
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