DUO3.0例文解説メモ #207
DUO3.0例文の207本目です。
betray
「裏切る」「密告する」等の意味を持つ動詞。語源はスペルからは分かりにくいが、tray(向こう側)+da(与える)→「向こう側に与える」ということ。ここから「敵に引き渡す」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。少し分かりにい語源となるので個人的には例文暗唱を通じて単語(もしくは表現)として覚えてしまうのがよいと思う。
forgive
「許す」「免除する」という意味を持つ動詞。語源は、for(完全に)+give(与える)→「完全に与える」ということ。ここから「本来であれば責めるべきことを諦めて許す」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
少し理解しにくい方は、後の例文で出てくる give up…(…を諦める)の内容を先読みすると理解頂けると思う。なお、接頭辞forは「前に」という意味を根底に持つが「完全に」といった強意の意味も持っている。後の例文に出てくるforeverもfor(完全に)+ever(どの時でも)→「永遠に」という意味になる。
make (it) up to A
「A(人)に償いをする」「A(人)とやり直す」等の意味を持つ句動詞。既に前の例文で説明したmake up(仲直りをする)のイメージをベースとした表現となる(足りないものを補うということ)。そのため、make it up to youで「それ(失敗したこと)をあなたのところまで持ち上げる」→「あなたに対して埋め合わせをする」という意味になる。また、make up for…(…を補う)という表現も出てきたが基本的には同じような意味になると思う。
なお、この表現で一番ネックになるのはitの使い方だと思う。itは「その場の状況」を受ける単語なので色んな意味になりうる。この例文の場合は「その場の状況→失敗した何か」を受けているということ。また、#255ではIt’s foggy(霧が濃い)という形でitが使われており「その場の状況→天候」ということ。この辺りの感覚的な説明は大西先生の本に書かれているので個人的には一読することをお勧めする。
get even
「あいこになる」「借りがなくなる」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、get(変化)+even(平ら)→「平らにする」ということ。ここから「既にあるGAPを埋めて平らにする」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
evenについてはリンク先で説明しているので一読してもらえると理解が深まると思う。なお、この例文の場合はI’ll get even(既にあるGAPを平らにしてやる)となり意訳すればDUOの和訳となる。
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