DUO3.0例文解説メモ #028
DUO3.0例文の28本目です。
語源とイメージを紐付けておくと記憶に残りやすい単語が比較的多く散りばめられている文章です。
Competentと同じ語源を持つ単語にcompetitiveがあります。同単語を使った使った表現にcompetitive price(低価格)がありますが、これは「競争ができるレベルの価格」ということ。これも語源とイメージをしっかりと紐付けておけば直感的に分かると思います。
competent
「有能な」「適当な」等の意味を持つ形容詞。語源は、com(一緒に)+pet(求める)+ent(形容詞語尾)→「一緒に求めている」ということ。ここから、企業と一緒になって何かを求めるためには、応募のあるポジションにフィットする能力を有している必要があるため冒頭の意味につながっている。
なお、longmanの定義だと「基準を満たすレベルで特別良くはない」との説明がある。なお、同じ語源を持つ身近な単語にcompete(競争する)があるが、こちらは競合相手と一緒にゴールを求めるということに由来。そのため、competentという単語も「競争ができるレベル」というニュアンスから冒頭の意味につなげても便宜上は問題ないと思う。
demand
「需要」「要求」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、de(強意)+mand(命令)→「強く要求する」となり冒頭の意味につながっている。なお、需要は市場からの要求ということ。
なお、語根mand(命令)はcommand(コマンド)という単語を知っていればそこから紐付けできると思う。もしくは、on demand(オンデマンド*)という単語は日本語でもよく聞くので、こちらから紐付けしても良いと思う。
*)主にインターネット上で顧客からの要求に対してサービスを提供することを指す。例としては、オンデマンド動画サービス(ユーザが見たい時に(要求した時に)、サービスを提供する)。onの基本イメージは接触なので、on demandで「要求と接触して」→「要求があり次第」ということ。
so
「だから」という意味の接続詞(副詞の意味もある)。becauseと同じ意味だが、こちらの方がカジュアルな印象となる。soに関してはリンク先にまとめているとおり、コアは「矢印(⇒)」です。文章から文章へ矢印が行くため、日本語に訳せば「だから」ということ。
earn
「稼ぐ」「利益を得る」「名声を得る」等の意味を持つ動詞。もともとは「収穫する」という意味の動詞だったらしいが、それが発展して冒頭の意味につながっている。なお、「収穫する」というオリジナルの意味からも分かるように「相応の努力の対価として」というフレーバーを持つ単語となる。そのため、投資やギャンブル等で儲けた場合に同単語を使うのは不適切となる。
decent
「まともな」「礼儀正しい」「常識的な」等の意味を持つ形容詞。語源は、語根dec(受け入れる)を持ち、皆に受け入れられるということ。そのため、社会的・常識的に許容される(まぁいいかという)レベルというニュアンスになる。日本語訳が難しいが、それなりの給料はもらえるよという意味合いになると思う。
wage
「賃金」「給料」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、語根wag(誓約)を持ち、「労働に対する対価を誓約して支払う」ということ。ここから、時間給とか日当のように時間で決まった賃金を意味する単語となっている。なお、似た単語にsalaryがあるが、こちらは職務とか職責によって決まる給料や月給となる。
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