DUO3.0例文解説メモ #091
DUO3.0例文の91本目です。
文法的には仮定法過去完了を使った表現となります。
仮定法については全体像をこちらに纏めているので説明文中で参照している個別記事と併せて読んで頂くと理解が深まると思います。
全体
仮定法過去完了を使った文となる。ネーミングから内容を想像しにくいが「実際に起きた過去の事実に対して、そうじゃなかったらこんな結果になっていただろう」ということを仮定する形。
この例文の場合は「強固な支援をしてくれたから成功した」という事実があり、「もしそうじゃなかったら。。。」と仮定した形。加えて、この例文では仮定法を使うことで相手に感謝も表す効果も出ている。仮定法過去完了についてはこちらで説明しているので気になる人は一読頂けると理解が深まると思う。
solid
「固体の」「純粋の」「中身の詰まった」「強固な」等の意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。語源は、語根sol(全ての)に由来しており、ここから「完全なもの」→「分けることが出来ない」「中身がしっかりと詰まっている」といったニュアンスとなり、①中身がしっかり詰まっている→「固体の」、②分けることが出来ない→「純粋の」、③比喩的に中身がしっかり詰まっている→「強固な」といった具合に冒頭の意味につながっている。
そのため、感覚的にはsolidと「中身がギュウギュウ詰まったイメージ」を紐付けておけばよいと思う。なお、この例文の場合は、solid support(中身の詰まったサポート→強固なサポート)という和訳になる。
deal
「取引」「契約」というような意味でここでは使われている。日本語でのディーラーと言えば車を売る店という意味だし、ポーカーの親をディーラーと呼んだりするので(カジノでよく聞くと思う)、取引や契約という意味は何となく想像できると思う。また、日常会話でも「これで決まり!!」という意味で使ったり、What’s the big deal?のような形で使われたりする(この場合のdealは状況や問題といった意味になる)。
fall through
「失敗に終わる」「実現しない」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、fall(落ちる)+through(通過)→「通過して落ちる」ということ。ここから「失敗と成功の境界を通過して落ちる」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
I’m grateful to you
「あなたに感謝している」という意味の相手にお礼を言う時の表現。お礼というとthank youが真っ先に思いつくが、I’m grateful to youはフォーマルな表現となる。なお、longmanには日常では appreciate itを通常使うとの説明がされている。
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