DUO3.0例文解説メモ #068
DUO3.0例文の68本目です。
覚えておけばそのまま使える対話表現になります。
この表現で使われているIt’s on me(私のおごり)は何度か使ったことがあります。アメリカに3カ月出張した際に現地社員と一緒に仕事したことがありますが、ちょうどその社員の誕生日だったということが分かって、レストランでこの表現を使ったら喜んでくれました。
It’s on me
「私のおごり」という意味の口語表現。直訳すれば「それは私の上に載っていますよ」ということ。ここから、支払が自分の上に載っているといったニュアンスとなり、意訳すれば冒頭の意味となる。
日常的にもよく使われる表現となるので、状況を想像しながら例文暗唱して覚えてしまうのが良いと思う。なお、その際にon(圧力)を意識しながら暗唱するように心がけるとよいと思う。
treat
「扱う」「治療する」「もてなす」「処置をする」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は、語根treat(引っ張る)を持っており「何かを引っ張る」ということ。ここから、①人やモノを引っ張る→「扱う」、②病気の人を良い方向に引っ張る→「治療する」、③人を楽しませる方向に引っ張る→「もてなす」、④モノを良い状態にするため引っ張る→「処理をする」といった具合に冒頭の意味につながっている。基本的にはポジティブな方向に引っ張るというニュアンスになると思う。この例文の場合は「外食の時はいつも私を良い方向に引っ張ってくれる」→「おごってくれる」ということ。
ちょっと脱線するが、アメリカのハロウィンでは子供が仮装して近所の家に行き、Trick or Treatと言ってお菓子をもらう(チャーリーとチョコレート工場でこのシーンを見た記憶がある)。ここでのtrick は「悪戯」、treat は「ご褒美」という意味で、「お菓子くれないなら、いたずらしちゃうよ」と言って、家の人からお菓子をもらうということ。
every time we eat out
文法的には関係副詞thatが省略された形。略さずに書くと、every time that we eat outとなる。ただ、理解する上ではあまり気にする必要はなく、every time(毎回)と聞こえたら(しゃべったら)、どんな毎回なのか?というのを疑問に思う(伝えなくてはならない)ので、we eat out(外食する)と付け加え、毎回外食するときという感じになる。
なお、eat outは句動詞としてlongmanにも載っているが、outが外という意味なので、容易に外食というのが理解できる。
split
「分裂させる」「分裂する」「配分する」等の意味を持つ動詞(他品詞の意味もある)。食べ物を半分にしたり、支払いを割り勘にしたりするときによく使われる。この例文の場合は、check(支払いのこと)を分けるということ。
アメリカのレストランでお会計を頼むときは、check please(カジュアルな感じだと)というので、支払いを意味するのは何となく分かる。checkの代わりにbill(請求書)でもよいみたいだが、どちらかというとbillはイギリスで使われることが多いらしい。
then
「その時」「それから」「そのうえ」「じゃあ」等の意味を持つ副詞(他品詞の意味もある)。語源は指示代名詞に由来してるため「(過去、未来、次の動作等に)視点を移す機能を持った単語」と理解するとよいと思う。具体的には、①過去に視点を移す→「その時」、②次の動作に視点を移す→「それから」「じゃあ」、③次のことに視点を移す→「そのうえ」といった具合に冒頭の意味につながっている。
この例文では「いつもおごってくれる」という発言に対して、じゃあ、こうしよう!!と次へ移行するニュアンスになると思う。
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