DUO3.0例文解説メモ #307
DUO3.0例文の307本目です。
fineは「罰金」という意味で使われてますが、コアはfin(終わり)。自分のやったことを最後までやり遂げるためのお金(罰金)です。
litter
「ゴミを散らかす」という意味の動詞(名詞としての意味もある)。語源的には名詞のlitterが「麦わらで作った簡易ベッド」というような意味を持っており、そのベッドの上で動物が子供を産んだり、生活する中で排泄物で汚れたことから「散らかす」という動詞の意味に派生したらしい。
また、この意味以外にも「(動物に)寝わらを敷く」「(動物が)子供を産む」等の意味を持っており、語源を知っているとつながると感じた単語(英辞郎でlitterを調べると前述した意味が載っているので面白いと思う)。あまり良い表現ではないが、動物が自分の寝床を排泄物まみれにしているような想像ができればこの単語のイメージは掴めると思う。
facility
「施設」「設備」「便利さ」「容易さ」「(物事を簡単にこなす)才能」等の意味を持つ名詞。語源的には、facile(容易*)+ity(名詞語尾)→「容易なこと」「容易にするもの」というイメージとなる。ここから、①特定の目的のものを容易にこなす(作る)もの→「施設」「設備」「才能」、②容易なこと→「便利さ」といった具合に冒頭の意味につながっている。
*)facileというのはあまり馴染みのない単語かもしれない。facileはfac(作る、~する)という語根を持っており、ここから「容易に」「たやすく」という意味に派生している。ポルトガル語だと英語のeasyに相当するのがfácilなのでヨーロッパ圏の言語知識がある人にとっては馴染みのある単語になるかもしれいない。
be subject to…
「…に依存する」「…の対象になる」という意味の表現。契約書や注意書きで比較的見かける表現になると思う。subjectは前の例文で名詞として出てきているがここでは形容詞となる。リンク先で説明しているように、sub(下に)+ject(投げる)→「下に投げる」というイメージになるので、be subject to…という形で「ルールの下に投げられて…に到達している」ということ。
この例文では、ゴミの投げ捨てはルールの下に投げられて罰金に到達しているという感じになる。意訳すれば「罰金の対象である」ということ。参考までにsubjectの意味の派生イメージを再掲しておく。
maximum
「最大限の」「最高の」等の意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。語源は、mega(大きい)+imum(最上級)→「大きいの最上級」となり冒頭の意味につながっている。
DUOの例文内には出てこないがminimum(最小限)というのもminiの最上級となる。maximumやminimumは、日本語でも使うことがあるので敢えて語源まで遡ってイメージ化する必要はないと思うが、接尾辞-imum(最上級)を覚えておくと後の例文に出てくるoptimistic(楽観的な)が少し覚えやすくなると思う。
fine
「罰金」という意味の名詞。語源は、語根fin(終わり)が入っていることから、自分がやってしまったことについて最後まできちんとやり遂げるために支払うお金というニュアンスになる。前の例文で出てきたfine(細かい)でも少し触れているので読み返してもらえるとfineの感覚を強固にできると思う。
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