DUO3.0例文解説メモ #375
DUO3.0例文の375本目です。
同意を求める付加疑問文が使われている例文です。
despise
「軽蔑する」「見下す」等の意味を持つ動詞。語源は、de(下に)+spise(見る)→「下に見る」となり冒頭の意味につながっている。スペルがちょっと分かりにくいが、語根spise(見る)はこれまでの例文に出てきたrespect、prospect、perspectiveに含まれている語根spect(見る)と同じとなる。
…, don’t you
「~だろう?」と同意を求める付加疑問文の表現。既に#062や#255で出てきており説明済みとなるので、一般的な説明はそちらを参照してもらいたい。この例文の場合は、肯定文に否定形の付加疑問文don’t youを付加して相手に選択を求めるているということになる。付加疑問文の語尾が上がれば、尋ねる気持ちが強くなり、逆に下げれば、自信をもっており念押しするニュアンスとなる。
この例文の音声を聞くと、You despise Nick, don’t you?の付加疑問文末尾は上がっているので、尋ねる気持ちが強いということ。話し手は聞き手がニックを軽蔑していると思っており、そうだねよ?と尋ねている形になるのだと思う。
on the contrary
「それどころか」「逆に」等の意味を持つ口語表現。この表現で使われている名詞contraryは接頭辞contra-(反対)を含んでおり「正反対」という意味となる。そのため、on the contraryという形で「正反対に接触している」となり意訳すれば冒頭の意味となる。なお、定冠詞theが付いているのは「前述した内容の反対」という特定ができるためとなる。使い方としては、この例文のように先に述べた内容について否認・反論する形で使用される。
なお、似たような表現に後の例文で出てくるon the other hand(一方では)があるが、こちらは「対比」を表す表現となるので混同して使わないように要注意。かく言う自分もベルリッツでon the other handと表現すべき所をon the contraryと言ってしまいネイティブの先生から注意されたのをよく覚えている。接頭辞contra-(反対)については、後の例文で出てくるcontradict(反論する)でも使われているし、contrast(コントラスト)という単語からもcontra(反対)という意味を推測できると思う。
look up to…
「…を尊敬する」という意味の句動詞。分解して考えると、look up(目線を上に向ける)+to (到達)→「目線を上に向けて見る」ということ。ここから尊敬といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。後の例文で軽蔑するという意味でlook down on…(…を見下す)という句動詞が出てくるので対比しながらイメージを作るとよいと思う。
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