DUO3.0例文解説メモ #114
DUO3.0例文の114本目です。
put awayが「遠くに置く」→「片付ける」という意味になってるのが面白いですね。
この例文で出てくるstuffという単語は、映画や海外ドラマで頻出の単語です。thingと違って価値のないものというニュアンスも含みます。プラダを着た悪魔でstuffと言われて、stuff?と聞き返していたシーンが個人的に印象的です。まあ、stuffの解説を読めばなぜそのようなニュアンスを持つのかも理解できると思います。
put away…
「…を片付ける」「…(お金を)貯める」「刑務所に…を放り込む」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、put(置く)+away(離れた)→「自分から離して置く」ということ。ここから、①目の前にあるモノを離れた場所に置く→「片付ける」、②お金を離れた場所に置く→「貯める」、③人を自分たちと関係ないところへ置く→「刑務所に放り込む」といった具合に冒頭の意味につながっている。
awayという単語は「離れた」という副詞の意味を持っているが、ここから「目の前から別のところにやってしまう」「意識的に切り離す」といったニュアンスで捉えておくと応用が利くと思う。個人的には、put away(遠くに置く)というのが片付けるという感覚につながるのが面白いと感じた。
stuff
「物」「持ち物」「こと」等の意味を持つ名詞。語源は「荒い栓で穴を塞ぐ」といった意味に由来している。そこからどのように冒頭の意味につながっているかは調べきれなかったが、おそらく袋の中に入っているものを塞ぐといったニュアンスから、その中に入っている「モノ」「コト」といった感じになると思う。
なお、動詞として「詰め込む」「詰め物をする」といった意味も持つ。ちなみに、このstuffは不可算名詞で複数形はとらずにstuffのままとなる。同じ「モノ」「コト」を表すのにthingがあるが、こちらは可算名詞で複数形thingsになる(数えられるということは輪郭がくっきりしているということ)。
また、一般的にstuffの方が、thing(s)よりもカジュアルな表現となりlongmanにもインフォーマルな表現として説明されている。この辺りは上述したstuffの語源から感じられる粗っぽさから伝わってくると思うし、荒っぽいがゆえに輪郭がくっきりしておらず不可算名詞になるといった解釈もできると思う。日常会話や海外ドラマで頻繁に出てくる表現となるので、英語の学習を継続していれば自然と身に付いていく単語になると思う。
in the way
「道を塞いで」「邪魔になって」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、in(範囲)+the way(その道)→「その道の範囲に」ということ。ここから、その道の範囲に何かあるといったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
ちなみに、on the wayとすると「途中で」という全く違う意味になってしまうので、前置詞のinとonの使い分けに注意が必要。inの場合は「~の中に」というニュアンスになるため、その道の中にいる→「邪魔」というニュアンスが出てくるのだと思う。
なお、この例文のようにbe動詞を使うと「邪魔な状態である」となるが、変化を表すgetを使えば、get in the wayで「邪魔になる」という意味になる。また、何に対して「邪魔なのか」というのはin the way of…以下で加えることもできる。
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