DUO3.0例文解説メモ #284
DUO3.0例文の284本目です。
byとuntilは両方とも「~まで」という意味を持ちますが、両者の違いを意識して例文暗唱するとよいと思います。
estimate
「見積もる」「評価する」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は「銅を切ってお金を作り出す人」というところから来ているらしい。そこから、「(銅の)価値を見積る」「(銅の)価値を評価する」という形で今の意味になったのだと思う。あまり覚えても有用な語源ではないので例文暗唱を通じて単語として覚えてしまった方がよいと思う。
by…
「…までに」という意味の前置詞。ここで説明しているように「…のそば」というのが基本イメージとなる単語。ここから「期日のそば」→「それまでに」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。この例文に沿って考えると「金曜日のそばまでに」→「金曜日までに」という意味になる。
同じように「…まで」と訳される単語にuntil, tilがあるが、until, tillは「それまでずっと継続して」という意味なので使い分けに要注意。イメージとしては下記のような感じになる。
この例文のbyをunitl/tillで置き換えて違和感を感じ取れればそれぞれの単語の感覚をしっかりと把握できている証拠になると思う。また、例文暗唱の際もこの辺りの感覚をしっかりと意識しながら取り組むとよいと思う。
at the latest
「どんなに遅くても」という意味の表現。late(遅い)の最上級にはlastとlatestがあり基本的には、前者は「順番が最も遅い」となり、後者は「時間が最も遅い」となる。本の一番最後のページをlast pageと言うのでlastが「順番」に関係しているのはしっくりくると思う(ページの順番が一番最後の意)。
ただ、この「順番が最も遅い」という意味を時間軸に適用して考えると「現在から見て一番最後の順番の」→「最近の」「すぐ前の」という意味になるので要注意。なお「最近の」という意味で使う場合は、文脈によってはlast、latestどちらでも同じような意味になることもあると思う(例:一番最近のコンサートというときは、last concert, latest concert)。
DUOには出てこないが、at the last minute(土壇場で)という表現がある。これも「一番最後の一分で」ということから。ちょっと荒いが時間軸上でイメージをまとめると下記のような感じとなる。
manage
「困難な中で何とか成し遂げる」というような意味を持つ動詞。なお、manageには「本当はやりたくないが」というようなネガティブなニュアンスもあるらしいので、前向きに誤解を与えないように言うのであれば、I will do itのような表現を使った方が良いのかもしれない。
この例文の場合は、ネガティブなニュアンスはあまり感じられないので、単純に「困難な中で何とか成し遂げる」というような意味で使われているのだと思う。
somehow
「何とかして」「どうにかして」等の意味を持つ副詞。この例文では、I’ll manage itに「何とかして」というニュアンスを加えるために使われている。感覚的には、I’ll manage it some way, but I don’t know how.(どのようにやったらよいか分からないけど、何らかの方法でやってみましょう)というような感じだと思う。
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