DUO Select 例文解説メモ #021
DUOセレクトの例文21本目です。
dealという単語は日常会話でも色んな意味でよく出てきます。DUO3.0の例文#091では「取引」という意味で使われています。
deal使った表現にno big deal(大したことないよ)というのがあります。海外ドラマのFriendsやスティーブジョブズのスピーチでも出てきます。
take your time
「急ぐ必要はないよ」「ゆっくりでいいよ」等の意味を持つ口語表現。直訳すれば「あなたの時間をとってね」となり意訳すれば冒頭の意味となる。自分のペースでやってねというニュアンスで使われる表現となる。
takeのコアイメージが「ひょいっと手に取る」という意味であることを踏まえると「あなたの時間をひょいっと手に取ってね」という感覚なんだと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文546:take your time(急ぐ必要はないよ)
deal with
「…に対処する」「…を扱う」「…と取引する」「…に上手く対処する」等の意味を持つ句動詞。動詞deal自体は「(トランプカードを)配る」という意味を持っているが、これは語源dail(分ける)に由来しており、「何かを分ける」→「分配する」ということ。そのため、deal withを分解して考えれば、deal(分配する)+with(関係)→関係のあるモノを分配するということ。ここから、何かを適切に分配する=何かを上手に扱うとなり、冒頭の意味につながっている。
ちなみに、この例文の場合は、deal with the problems(問題を適切に分配する=処理する)ということ。また、longmanにはto take the necessary action, especially in order to solve a problemという説明がされており、「特に問題を解決するために」との説明がされているが、dealのコアのイメージある分配する(問題を分配して無くす)というところから直感的にも理解できると思う。
「対処する」という意味を持つ表現として、handle、cope with(DUO3.0の例文で出てくる)等があるが、このサイトに詳細なニュアンス差異がまとめられているので一読してみると理解が深まると思う。
リンク先のサイトの説明によると、deal withは「とにかく用事を片付ける」といった丁寧さに欠けるニュアンスがあるとのこと。個人的には、カードを配っているdealerの様子を思い浮かべ、①皆に素早く適切にカードを分配している様→「上手に扱っている」、②機械的に分配している様→深く考えず配っている、という二面性があるという理解をしておけばよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文160:deal with(対処する)
problem
「問題」という意味の名詞。語源は、pro(前に)+blem(投げる)→「前に投げられたモノ」ということ。ここから「進むためにどける必要があるモノ」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。同じ「問題」という意味を持つ単語にissueがあるが、ニュアンスの違いについてはこちらで説明してるので気になる方は一読して頂ければと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文040:problem(問題)
one by one
「一つずつ」「一人ずつ」等の意味を持つ表現。前置詞by(そば)のイメージを持っていれば、deal with the problems one by oneで「複数ある問題を対処しろ、一つの傍に一つ(を置いて)」という直訳から「一つずつやれ」という意訳になるのは理解できると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文368:one by one(一つずつ)
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