DUO Select 例文解説メモ #275
DUOセレクトの例文275本目です。
isolated showersで「局所的なにわか雨」という意味です。これは覚えてしまった方が早いですね。
雨という表現ですが、大雨はpour(注ぐように雨が降る)、にわか雨はshower(シャワーから連想できる)、小雨はdrizzleと言います。また、この例文で使われているacross(横切る)という前置詞はリンク先で説明しているのでコアイメージをしっかりと把握しておくと良いと思います。にわか雨は短期間でacross(横切る)して通り過ぎるというイメージになると思います。
isolated
「孤立した」「単独の」等の意味を持つ名詞。動詞形のisolateは電気回路で「絶縁する」という意味を持っているので、電気回路に精通している人は「絶縁」→「孤立させる」というイメージで紐付けてしまえばよいと思う。
もしくは、語源的にはisland(島)と同じようなので、島という単語から「分離」「孤立」といった冒頭の意味につなげてもよいと思う。なお、islandはスペルにsが入るが、発音はせずカタカナで書けばアイランドとなる。
なお、この例文では「局所的な」という意味で使われているが、全体の中で孤立したその部分だけに対してということ。
▶️(参考)DUO3.0の例文154:isolate(孤立させる)
forecast
「予測」「予想」等の意味を持つ名詞。語源は、fore(事前に)+cast(投げる)→「事前に(未来に向かって)投げる」となり、冒頭の意味につながっている。語源からは感じ取れなのが難点だが「データに基づいた客観的な予測」というニュアンスを持っている。
forecastはweather forecast(天気予報)という熟語でよく使われているので、この熟語を覚えてしまい、天気予報がスーパーコンピュータを使って複雑な計算をした結果であることを知っていれば上述の感覚を補完することができると思う。
ちなみに、英語の統計レポートや売上予測レポート等でforecastという単語をよく目にした記憶がある。こういったレポートで使われる単語であることも踏まえると「データに基づいた客観的な予測」というニュアンスもより納得できる。
なお、語源で説明した動詞cast(投げる)は、DUO3.0の例文で出てきているので気になる方はそちらの説明も読んで頂ければと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文253:weather forecast(天気予報)
prefecture
「県」という意味の名詞。日本人にはお馴染みの名詞だと思う。国によって地域区分の呼び方は様々で、アメリカはstate、カナダはprovinceを使っている。このサイトに詳細が書かれているので気になる方は読んでみると参考になると思う。
ちなみに、なぜ日本でprefectureが使われるようになったかというと、16世紀に日本にやってきたポルトガル商人が藩?をprefeitura(prefectureの元となる単語)と表現したことによるらしい。ただ、ポルトガル語のprefectureは県というよりは市町村に近いニュアンスとなる。そのため、ブラジルポルトガル語ではprefeituraは市役所という意味になっており、なぜ市役所がprefecture(県)と関係があるのだろう?とずっと疑問だった。
また、そもそもなぜ16世紀にポルトガル商人が日本に来ていたのかというと、1543年に種子島に鉄砲を伝来させたポルトガル人の漂着から交流が始まったことによる。prefectureだけでなく、pão(パン)、 confeito(金米糖)、copo(コップ)、carta(カルタ)等の外来語もポルトガル語から来ているらしい。半分以上は雑談になってしまったが、調べていて色んな事がつながった単語だった。
▶️(参考)DUO3.0の例文249:prefecture(県)
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