DUO Select 例文解説メモ #023
DUOセレクトの例文23本目です。
butは「しかし」という意味で覚えている方もいると思いますが「除く」という方がコアに近いです。こちらの感覚で捉えておくと良いと思います。
be amazed that…
「…に驚く」という意味の表現。この表現で使われているamazedは動詞amaze(驚かせる)の過去分詞形が形容詞化されたもので、語源は、a(強意)+maze(迷路)→「当惑させる」ということ。ここから仰天させるといったニュアンスが生まれ、前述の「驚かせる」という意味につながっている。
似た意味を持つ単語にsurpriseがあるが、longmanによると、to make someone feel extremely surprised, especially because something is very hard to believeとあるので、驚きの度合いとしてはamazeの方が上となる。
以上のことを踏まえて、<we were amazed that…>という形を見ていくと、were were amazed(すごく驚いた)で一区切り。当然この内容だけなら、なぜ?と疑問に思うため、その中身がthat以下で示されているということ。
▶️(参考)DUO3.0の例文101:be amazed to see…(…を知って驚く)
device
「(特定の目的を果たす)装置」「手段」「策略」等の意味を持つ名詞。語源は、動詞divide(分ける)と同じで「分けられたモノ」ということ。ここから、「特定の目的に合うように」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
少し補足をすると、特定の目的に合うように分けるには「計画」や「工夫」をする必要があるので、そのように分けられた(作れらてた)ものということ。
具体的には、①特定の目的に合うために作られたモノ→「装置」、②特定の目的に合うために作られた方法→「手段」、③特定の目的に合うために作られた計画→「策略」となる。また、「特定の目的」というのが「便利な」「簡単に」といったフレーバーにもつながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文037:device(装置)
be tiny but smart
「小さいけど賢い」という意味の表現。
tinyは「非常に小さい」という意味の形容詞。語源は調べた限り不明だったが、海外ドラマや映画でよく聞く単語となるのでそういった教材を使って英語を学習していけば自然と身に付く単語になると思う。
butは「しかし」という意味で学校で教わる単語。この例文でも「小さい、しかし、賢い」と訳せば意味は分かる。ただ、butにはexcept(除く)という意味があり、コアは「除く」ということ。
個人的には、「しかし」と覚えておくよりも「除く」と覚えておいた方が応用が効く気がする(後の例文でもそれが分かる)。ちなみに、この例文に「除く」という意味を適用した場合「小さくて賢いのを除く」→「小さいが賢くない」となり、DUOの和訳と同じになる。
▶️(参考)DUO3.0の例文048:be intense but brief(強烈だが持続性はない)
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