DUO Select 例文解説メモ #048

DUOセレクトの例文48本目です。
let me knowは日常でもよく使う表現です。文法的には使役構文となります。letのコアをしっかりと把握するのが重要だと思います。

(YouTube動画版もあるのでご活用ください)
remember to…
「忘れずに…する」という意味の表現。分解して考えれば、remember(忘れない)+to(到達)→「…に到達するのを忘れない」となり冒頭の意味につながっている。
なお、この表現で使われているrememberは「覚えている」「思い出す」「忘れない」等の意味を持つ動詞。語源は、re(再び)+mem(記憶)→「記憶に再び呼び戻す」ということ。
ここから、①呼び戻すという行為に着目→「思い出す」、②呼び戻して記憶しているという状態に着目→「覚えている」「忘れない」となり、冒頭の意味につながっている。
なお、似たような意味を持つ単語にremindやrecallがあるが、ニュアンスの違いについてはここ(DUO3.0の解説)で説明しているので気になる方はそちらの内容も読んで頂けると理解が深まると思う。
remember to… vs remember ing…
rememberはto不定詞と動名詞(ing形)の両方を取ることができる動詞。ただ、どちらを取るかによって意味が変わるので要注意。前者は「忘れずに…する」、後者は「既にしたことを覚えている」という意味になる点。この辺りの説明は大西先生の本に分かりやすく説明されているので気になる方は一読をお勧めする。
端的に説明すると、toは「これから向かう」という感覚から「これからすること」に焦点が当たり、-ing形は躍動感を意味し「頭の中で過去の状況がリプレーされている」という感覚から「既にしたこと」に焦点が当たるということ。
動名詞を使った例文を最重要構文540から引用すれば、I remember seeing her once on the street.(一度彼女に路上であったことを覚えている)となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文476:remember(覚えている)
let me know
「私に知らせて」「私に教えて」等の意味を持つ表現。letを使った使役構文となっており<let+A+動詞原形>で「Aに~をさせる」ということ。そのため分解すれば、let(許す)+me(私)+know(知る)→「私に知るのを許す」となり、冒頭の意味につながっている。
なお、letは使役動詞の一つで「同意する(許す)」というコアの意味を持つ単語となる。コアイメージについては大西先生の本やすずきひろし先生の本を参照するとよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文130:make her sign the contract(彼女に契約書のサインをさせる)
departure date
「出発日」「搭乗日」等の意味を持つ表現。departureの語源は、de(離れる)+part(部分)+ure(名詞語尾)→「分けられて離れる」となり冒頭の意味につながっている。空港によく行く人は見聞きする機会が多いと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文299:departure(出発)
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