DUO Select 例文解説メモ #216
DUOセレクトの例文216本目です。
be concerned about…
「…について心配する」 という意味を持つ表現。この表現で使われているconcernedは動詞concernの過去分詞が形容詞化したものとなる。concernは「関係する」「心配させる」等の意味を持っており、語源は、con(一緒に)+cern(ふるいをかける)→「一緒に混ぜてふるいをかける」というイメージ。一緒に混ぜてふるいにかければ、互いに影響し合うという感覚となり前述の意味につながっている。
この例文に沿って考えれば、Bob(ボブ)+is(状態)+concerned(一緒に混ぜられている)+about(について)+what others think of him(他人が彼について何を思うか)→「ボブは"他人が彼について何を思うか"と一緒に混ぜられている」となり、要は気にしている(心配している)ということ。そのため、be concerned about…という形で「…について心配する」という意味となる。
be concerned about…とbe worried about…の違い
DUOセレクトには出てこないがbe concerned about…と似た意味を持つ表現にbe worried about…がある。ニュアンスの違いについては、Hapa英会話でお馴染みのセニサック淳さんが下記動画で分かりやすく説明しているので一度視聴してみると参考になると思う。
なお、この動画によるとconcernを使った場合は、
という3点が説明されている。この辺りの感覚を語源から考えてみる。
concernは、con(一緒に)+cern(ふるいをかける)→「一緒に混ぜてふるいをかける」というイメージを持つ単語となる。ここから文脈によって色んな意味に派生するが、まとめると下図のような感じになると思う。
ネイティブの感覚とあっているかどうかはちょっと分からないが上述した①②について分析すると、①concernはふるいをかけるという行為→問題を明確化して対処しようとする行為、②concernは混ぜられて影響し合うというニュアンスなので、精神的苦痛とまではいかない(逆にworryは「首を絞めて殺す」というのがもともとの意味なので精神的苦痛というニュアンスにもマッチする)といった感じで理解すればよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文290:be concerned about…(…について心配する)
as for…
「…に関しては」「…はどうかと言うと」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、as(イコール)+for(~に向かって)→「今まで話した内容とイコールで新たな方向へ向かう」ということ。
少し分かりにくい説明だが、これまで説明した内容を踏まえて(関係して)、新しいトピックスへ向かうといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。この例文では、最初にボブのことについて話しており、それを踏まえて私はね。。。という流れでas forを使っている。
▶️(参考)DUO3.0の例文149:as for…(…に関しては)
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