DUO Select 例文解説メモ #320

DUOセレクトの例文320本目です。
dutyは色んな意味を持つ多義語ですが「負っているもの(義務)」と捉えておくとシックリくると思います。

(YouTube動画版もあるのでご活用ください)
be reluctant to do…
「…することに気が進まない」「しぶしぶ….する」等の意味を持つ表現。この表現で使われているreluctantの語源は、re(~に対して)+luc(あがく)+ant(現在分詞語尾)→「何かに対してあがいている」ということ。そのため、be reluctant to do…という形で「…することに対してあがく」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。
なお、語根luc(あがく)を持っている単語は少なく接頭辞re(~に対して)もレアな意味となるので、例文暗唱を通じてこの表現ごと覚えてしまうのがよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文428:be reluctant to do…(しぶしぶ….する)
take on
「(仕事や責任を)引き受ける」「人を雇う」「様相を帯びる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、take(取る)+on(接触)→「取って接触する」ということ。
ここから、①仕事や責任を取って自分に接触→「(仕事や責任を)引き受ける」、②人を取って自分に接触→「人を雇う」、③モノが何かを取ってそれに接触→「様相を帯びる」といった具合に冒頭の意味につながっている。この例文では①の意味で使われている。
▶️(参考)DUO3.0の例文282:take on((仕事や責任を)引き受ける)
extra
「余分の」「別料金の」等の意味を持つ形容詞(他品詞の意味もある)。語源は、接頭辞extra-(外へ)から分かるように「外にはみ出る」ということ。ここから「追加」「余分」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
なお、ドラマのエキストラ(重要性の少ない役を演じる出演者の事)もこの「外に」という感覚から来ている。
▶️(参考)DUO3.0の例文067:extra(余分の)
duty
「義務」「任務」「関税」等の意味を持つ名詞(形容詞の意味もある)。語源はスペルからは想像しにくいが、de(離れる)+have(持っている)→「所有しているものを離す」ということ。
ここから、「所有物を相手に貸す」→「借りた人は相手に対して負債がある」→「負っている」というニュアンスとなり、①負っているもの→「義務」、②仕事上の義務→任務、③輸出入上の義務→「関税」という具合に冒頭の意味につながっている。
個人的には、duty=「負っているもの(義務)」というイメージで紐付けておき、そこから頭の中で冒頭の意味に派生させるとよいと思う。また、海外へよく行く人は空港内にあるduty free shop(免税店=関税がフリーの店)という形でよく見かける単語になると思う。

▶️(参考)DUO3.0の例文195:duty(任務)
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