DUO Select 例文解説メモ #221
DUOセレクトの例文221本目です。
butの「除く」という感覚がポイントですね。
anything but…
「決して…ではない」という意味の表現。ただし、この表現を丸暗記する必要はなく#023で説明したbutの「除く」という意味をしっかりと把握しておけばよいと思う。
この例文の場合、Tom is anything(トムはanything(どんなものでも)ありますよ)+but ordinary(平凡を除いて)となり、全体で「トムは平凡以外の何ものでもある」→「トムは平凡なんかではない」という意味になる。
感覚的には、最初に「何でもありですよ」と言っておいて、その後にbutで除外対象を指定することでそれ(除外対象)を強調するということ。英語では最初に全体を言い例外はそのあと述べるという形が多いため、その感覚とbut(除く)をしっかり押さえておけば、anything butという表現も感覚的に使えるようになると思う。上記内容を図示すれば下記イメージとなる。
▶️(参考)DUO3.0の例文157:anything but…(決して…ではない)
ordinary
「普通の」「平凡な」等の意味を持つ形容詞。語源は、ordi(整理)+ary(形容詞語尾)→「整理されている」ということ。ここから「列になっている」→「例外はない」→「普通」といった流れで冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文024:ordinary(普通の)
figure out
「解き明かす」「理解する」「見つけ出す」等の意味を持つ句動詞。後の例文で説明しているように名詞figure(スタイル)の持つコアイメージは「明瞭な輪郭」ということ。
これを踏まえて分解して考えれば、figure(明確な輪郭にする)+out(外へ)→「明確な輪郭にして外に出す」ということ。ここから「ぼやけたものを明確な輪郭にする」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、この例文では、トムが並の人間ではないのでその彼をfigure out(明確な輪郭にして外に出す)することができない→「理解できない」ということになる。
▶️(参考)DUO3.0の例文186:figure out(理解する)
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