DUO Select 例文解説メモ #279
DUOセレクトの例文279本目です。
文法用語で複合形容詞というのが出てきます。
全体
ちょっと和訳が分かりにくかったので補足ように項目を設けた。gain(得る)+access to…(…へのアクセス)→「…へのアクセスを得る」ということ。「…」の部分にup-to-date information(最新情報)という単語が来るので「最新情報へのアクセスを得る」となり、意訳すればDUOセレクトの和訳となる。
up-to-date
「最新の」「現代的な」等の意味を持つ形容詞。分解して考えれば、up(上に)+to(到達)+date(日付)→「一番上の日付の」ということ。「一番上」=「新しい」となり冒頭の意味につながっている。
なお、英語にはこのように単語間をハイフンでつないで全体を形容詞化する用法があり、これを複合形容詞という。DUO3.0の例文だとwell-known(良く知られた)、sixty-year-old(60歳の)、self-made(自力で出世した)といった単語が複合形容詞として出てくるので、気になる方はそちらの説明も読んで頂ければと思う。
dateについて
dateの語源は、given(与えらえる)に由来している。もともとはローマの習慣で「書き物の最後に日付を付けてメッセージを与えた」ということから、メッセージ本体ではなく「与えられた日付」に焦点がシフトした単語となる。dateを含む表現としては、out-of-date(時代遅れ)やto date(今まで)等があるが、文脈や前提によってdate(与えられた日付)は「今」「今日(こんにち)」といったニュアンスとなるのでこれらの表現もしっくり来ると思う。
また、セールス用語で、YTD(Year-To-Date:今年の今日までの売上 )、MTD(Month-To-Date:今月の今日までの売上 )というのがあるが、これもto date(今まで)が分かれば理解できる表現となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文012:up-to-date(最新の)
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