DUO Select 例文解説メモ #158
DUOセレクトの例文158本目です。
elderly
「年老いた」「年配の」等の意味を持つ形容詞。語源は、elder(年寄り)+-ly(形容詞語尾:性質を持った)→「年寄りの性質を持った」となり冒頭の意味につながっている。なお、elder(年寄り)は、語源としてはoldの比較級(より古い)が名詞化されたものとなる。
そのため、elderlyはoldと基本的には同じになるが、ネイティブ視点でのニュアンスの違いについてはこのサイトで説明されているので一読をお勧めする。サイトの説明によると、elderly manをold manで表現すると、場合によっては失礼になるとのこと。そのため、elderly man(お年寄り)という形で覚えておいた方が無難だと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文463:elderly(年老いた)
stare at…
「…をじっと見つめる」「…を凝視する」等の意味を持つ表現。動詞stareは、語根star(硬直)を持つ単語となり語源は「硬直して見る」ということ。ここから、目をそらさずに対象をじっと見つめる(凝視する)というニュアンスになり、前置詞at(点)を伴ったstare at…の形で「…という点を凝視する」という冒頭の意味につながっている。
なお、longmanの説明によると、例として「驚き」「怒り」「退屈」等の理由で凝視するという説明がされているので「(驚き・怒り)目を見開いて」「(退屈)死んだ目で」の両方を表すことができるのだと思う。ちなみに、語根star(硬直)を持つ単語としては、start(始める:硬直した状態から突然動く)やstereotype(固定観念:硬直した型)等がある。
stare、gazeの違い
▶️(参考)DUO3.0の例文466:stare at…(…をじっと見つめる)
for a while
「しばらくの間」という意味の表現。whileはスペルからは想像できないが、quite(静かな)と同じ語根qui(休む)を持つ単語で、「休憩時間」→「ある時間」といった具合に意味が派生した単語となる。そこから、「~の間」という意味を持つ接続詞として使われるようになり、DUO3.0の例文でも#069や#196で使われている。
なお、whileは接続詞として使われることが多くなっているが、この表現のように名詞としての用法も残っており前置詞for(期間)とセットにして、for a whileで「ある時間の間」という意味になる。この期間が短いか長いかは文脈に依存する気がするが、longmanには、a whileで a period of time, especially a short one(期間、特に短い場合を指す)とある。
▶️(参考)DUO3.0の例文117:for a while(しばらくの間)
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