DUO Select 例文解説メモ #014

2024年1月12日DUO select

管理人
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DUOセレクトの例文14本目です。

as far asを使った同等比較表現が出てきます。

同等比較はいわゆるas~as…構文のことです。asのコアは「イコール」。前半のasは副詞で「同じくらい~」という程度のイコールを表し、後半のasは接続詞となり「…と比べて」という基準としてのイコールを表します。

ChatGPTより生成した例文イメージ画像
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as far as A is concerned

「Aについて言えば」「Aに関する限り」等の意味を持つ口語表現。分解して考えると、as far as…は「…の範囲では」「…に関する限り」という意味を持ち、concernは後の例文で説明してるように、con(一緒に)cern(ふるいをかける)→「一緒に混ぜてふるいをかける」ということ。

以上を踏まえて同表現を直訳すれば、「Aがふるいにかけられる限り」→「ふるいにかけられる対象はAで、ふるいの上に残るモノもAの内容」→「Aについての内容」となり冒頭の意味となる。なお、この例文では、As far as I’m concerned(私に関する限り)という形で使われている。

as far as…について

同表現は「…の範囲では」「…に関する限り」等の意味を持つが、同等比較の考え方を使って理解するとしっくりくると思う。具体的にはas(イコール)であることを踏まえて、前半のasは副詞で「同じくらい~」という程度のイコールを表し、後半のasは接続詞となり「…と比べて」という基準としてのイコールを表すということ。

更にもう一点押さえて起きたのがfarの意味。farはHow far is it from here to there? (ここからそこまでの距離はどのくらい?)というトラベル英語の定番表現から分かるように、距離的な長さをイメージする単語となる。ただ、longmanには、長い時間という意味も掲載されているので、空間的な広がりが時間にも拡張され「farは空間的・時間的な広がり」を表す単語ということができる。

以上のことを踏まえて、as far as…を前から訳していくと、as far(同じぐらい広がってますよ)+as…(基準を挙げれば…と比べてですよ)→「…と同じぐらい広がってますよ」ということ。

そして「広がり」=「範囲」となって「…と同じ範囲で」という意味になる。またその範囲に限定するという見方をすれば「…に関する限り」となる。

▶️(参考)DUO3.0の例文520:as far as A is concerned(Aについて言えば)

be willing to…

「…しても構わない」という意味を持つ表現。「快く…する」と誤解されがちだが「何かの交換条件としてやってもいいよ」というようなニュアンスとなる場合が多い。純粋に「快く~する」という場合は、I’d be happy to…という表現がよく使われる。

なお、ここでのwillingは品詞としては形容詞となる。willは「意思」を表す助動詞としてお馴染みの単語だが動詞としての意味もあるので、その進行形willingが形容詞化したものだと思う。willing(意思が向く)となるには「自発的」もしくは「何らかの条件を示されたとき」が考えられるが、この表現では主に後者ということになるのだと思う。

ちなみに、willing volunteer(自発的なボランティア)という前者の表現もあるので、willingが常にネガティブなニュアンスを含んでいるわけではないと思う。

この例文の場合は、文脈が不明だが何かを得るためであれば「リスクを取ることは構わない」という感じだと思う。

▶️(参考)DUO3.0の例文282:be willing to…(…しても構わない)



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Posted by EngxEng