DUO Select 例文解説メモ #120
DUOセレクトの例文120本目です。
official
「高官」「幹部職員」等の意味を持つ名詞。要するに、政府や組織に属している正式な立場にある人ということ。語源は、of(仕事)+fic(~する)+ial(形容詞語尾:関する)→「仕事に関する」となり、ここから「仕事上のポジション」「働く人たち」「公式な(おそらく、仕事=公的な仕事という構図が当時あったため)」といったニュアンスに派生して冒頭の意味につながっている。詳細はこのサイトで説明されているので一読してもらいたいが、比較的ポジションが上の人に対して使われる印象のある単語となる。
一方、officialは「公式な」「正式な」等の意味を持つ形容詞として広く知られている単語でもあるが、これは前述した「仕事に関する」という内容が「公のサービスや業務」を指し、そこから「当局の」「公務の」という意味になり、「公式な」「正式な」という意味に派生したのではないかと思う。
そして、形容詞の意味が名詞化されて「公のサービスや業務」に従事する人という意味合いになり「政府や組織に属している正式な立場にある人」となるのではないかと思う(語源を調べてもこの辺りは明確に分からなかったのでかなり推測が入ってしまっているが)。なお、この例文ではmilitary official(軍の高官)という形で使われている。
▶️(参考)DUO3.0の例文405:official(高官)
court
「中庭」「宮廷」「コート」「裁判所」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源はスペルからはちょっと分かりにくいが、com(一緒に)+hort(取り囲む)→「一緒に取り囲む」ということ。
ここから、①壁や建物に囲まれた空間→「中庭」、②王様のために囲まれた空間→「宮廷」、③スポーツのために囲まれた空間→「コート」、④重要な決定について偉い人が取り囲んで行う→「裁判」「裁判所」という具合に冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文435:The Supreme Court(最高裁判所)
witness
「目撃者」「証人」「立会人」等 の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、wit(見る)+ness(抽象名詞語尾)→「見ること」となり、何かを目撃して得た知識を然るべき場所で証言するという意味合いに派生して冒頭の意味につながっている。
なお、DUO3.0で出てくるwisdom(知恵)も同じ語根wis(見る)を持つ単語となるので、そちらの内容も読んで頂けると単語のつながりが強化されると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文465:witness(目撃する)
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