DUO Select 例文解説メモ #165
DUOセレクトの例文165本目です。
common goodは「共通の良いこと」→「公共の利益」ということです。こういった表現は丸暗記でよいと思います。
individual
「個人」という意味の名詞(形容詞の意味もある)。語源は、in(否定)+divide(分ける)→「分けられない」ということ。ここから「個々の」というニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。なお、法人(corporate)に対する個人(individual)という意味でも同単語が使われるので併せて覚えておくとよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文001:individual(個人)
sacrifice
「犠牲にする」「生贄にする」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。便宜上、sacred(神聖な)という単語から説明を始める。この単語の語源は、語根sac(神聖化する)に過去分詞でお馴染みの末尾-edが付加された単語となっており「神聖化された」→「神聖な」という意味を持つ形容詞となる。
そして、sacrificeはこのsacredに語根fic(~する)を加えてできた単語となっており「神聖な儀式をする」→「神様に生贄を差し出す」というように派生して冒頭の意味につながっている。加えて、sacrificeには「生贄」「犠牲」といった名詞としての意味もあるので併せて覚えておくとよいと思う。なお、longmanには日常会話ではsacrificeではなくgive upという句動詞がよく用いられるとの説明がされている。
この例文では、have been sacrificed for…(…に向かって犠牲にされてきた)という現在完了形の受動態で使われている。また、sacrificeのニュアンスとしてはもっと重要なものを入手するために仕方なくといった感じとなる(犠牲や生贄という和訳からもその辺りは感じ取れると思う)。
▶️(参考)DUO3.0の例文401:sacrifice(犠牲にする)
what is called B
「いわゆるB」という意味の表現。よく使われる表現なので覚えてしまってもよいと思う。類似表現として、what it calls, what you call, what we call等がある。
<文法が気になる人向けの説明>
we call A Bで「私たちはAをBと呼ぶ」という意味なのでこれをベースに説明していく。whatは先行詞を含んだ関係代名詞という知識があることを踏まえて、下記①~⑤の順でwhat is called Bという形に辿り着く。そして、最後に辿り着いた「Bと呼ばれるもの」を意訳すれば「いわゆるB」となる。
- ① we call A B(私たちはAをBと呼ぶ)・・・スタート
- ② A we call B(私たちがBと呼ぶA)・・・Aを前に出す
- ③ A is called B by we(私たちによってBと呼ばれるA)・・・受け身にする
- ④ what is called B by we(私たちがBと呼ぶもの)・・・Aをwhatで置き換える
- ⑤ what is called B(Bと呼ばれるもの)・・・by weを削除
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