DUO Select 例文解説メモ #372
DUOセレクトの例文372本目です。
I’ll do my best(最善を尽くします)は覚えてしまえばそのまま使える表現です。DUO3.0にはその過去形であるI did my best(やれることはやった)も出てきます。
no matter how…
「例えどんなに…でも」という意味の譲歩表現。DUO内の例文には出てこないが、It doesn’t matter how…(どんなに…でも関係ない)という表現を省略し、noを使って強調した表現と考えれば理解しやすいと思う。
なお、howの位置にはwhat, where, when等の疑問詞が来ることもあり、それに応じて意味も変わる。文法的な話になるが、疑問詞に続く…の部分は、S+Vの構造となる点に注意。この辺りの説明は大西先生の本でも説明されているので、その感覚を身につけるためにも一読されることをお勧めする。なお、matterの意味については既に前の例文で出てきておりリンク先で説明しているので読み返してもらえると理解が深まると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文448:no matter how…(例えどんなに…でも)
silly
「愚かな」「ばかげた」「実用にならない」等の意味を持つ形容詞。語源は、西ドイツ語のhappy(幸せ)に相当する単語に由来しており、そこから「innocent(無邪気な)」→「世間知らず」→「おめでたい」→「愚かな」というような流れでプラスからマイナスに意味が変化した面白い単語となる。
そのため、無邪気、おめでたい等の意味合いが根底にあることから日本語の「おバカ」がニュアンス的には近いと思う。stupidと違って相手を怒らせるようなネガティブな響きはなく、日常会話でもよく使われる単語でシリアスな場面では使われない単語となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文196:silly(愚かな)
seem
「~のように思われる」「~のように見える」等の意味を持つ動詞。似たような意味を持つ表現にlook like…(…のように見える)があるが、大きな違いとしては、look likeは見た目で判断して「…のように見える」、seemは周りの状況を感覚的に判断して「~のように思われる」といったニュアンスとなるので、その辺りも意識しながら例文暗唱に取り組むとよいと思う。なお、動詞seemは語根se(集めて一つにする)を持つ単語となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文519:seem(~のように思われる)
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