DUO Select 例文解説メモ #173
DUOセレクトの例文173本目です。
be based on…
「…に基づく」「…に準拠する」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、be(状態)+based(基にした)+on(上に)→「…の上に接触してそれを基にしている」ということ。イメージには下図のように何かの上に立っているのを想像するとよいと思う。
この例文では、not on prejudice(偏見)の上に立って判断するのではなく、on reason(理性)の上に立って判断すべきという意味になる。
reason
「理由」「言い訳」「道理」「理性(*)」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は「論理的に考える」というようなところから来ており、ratio(率)、read(読む)などの単語で使われている語根re(算出する)を持っていることに由来している。
辞書を引くと分かると思うが、冒頭で挙げた「理由」「言い訳」は可算名詞、「道理」「理性」は不可算名詞という分類になっているが、どちらも「論理的に考える上で必要なもの」という共通点がある。なお、この例文では「理性」という意味で使われている。
(*)「理性」=感情ではなく、筋道を立てて物事を考え判断する能力
▶️(参考)DUO3.0の例文422:reason(理性)
prejudice
「偏見」「先入観」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、pre(前に)+judge(判断)→「予め為された判断」ということ。合理的な判断に基づかないネガティブなニュアンスで使われることが多く冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文444:prejudice(偏見)
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