DUO Select 例文解説メモ #122
DUOセレクトの例文122本目です。
dull(鈍い)という単語はDUO3.0には出てきませんね。
dull sense in fashionという表現がありますが、「ファッションにおいて鈍いセンス」→「センスが地味」といったニュアンスですね。
disease
「病気」「病」等の意味を持つ名詞。語源は、dis(反対、離れる)+ease(楽、容易)→「楽な状態から離れる」ということ。ここから「不快な」といったニュアンスとなり、最終的に「病気」という形に意味が狭まり冒頭の訳につながっている。
なお、diseaseは比較的重い病気や感染症に用いられることが多い。日本語の場合は、○○病、○○疾患というニュアンスではdiseaseが当てはまる。この例文では、the diseaseと特定しているので、おそらくこの前にある文章で具体的な病名が出ているのだと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文058:disease(病気)
symptom
「(悪い)症状」「(問題などの)兆候」等の意味を持つ名詞。語源は、sym(一緒に)+ptom(落ちる)→「一緒に落ちる」ということ。ここから、①何か一部が欠落してそれと一緒に全体が一緒に落ちる→「症状」、②何かが上から落ちてくる→「兆候」といった具合に冒頭の意味につながっている。
「落ちる」というイメージから分かるように、何か悪いことの兆しや症状というニュアンスで使われることが多い。接頭辞sym(一緒に)を持つ身近な単語としては、synchronized swimming(シンクロナイズドスイミング)、symphony(交響曲)等がある。
▶️(参考)DUO3.0の例文058:symptom(症状)
fever
「発熱」「熱狂」等の意味を持つ名詞。語源は「燃焼する」に由来しており、「熱を持つ」といったニュアンスから冒頭の意味につながっている。日本語でも熱狂という意味でフィーバーという単語を使うことがあるので比較的身近な単語になると思う。
なお、longmanには、feverは高熱の時にのみ使い、少し熱がある場合はhas a feverよりもhas a temperatureという表現を通常使うとのこと。個人的には、has a temperatureという表現は結構面白いなと思っている。日本語でも熱が高いことを「熱がある」というが、考えてみれば「熱がある」のは当たり前なのになぁと思ったことがある。英語も同じような感覚なのかなぁとちょっと思ってしまった。
▶️(参考)DUO3.0の例文058:fever(発熱)
dull
「退屈な」「(色・光などが)ぼんやりとした」「(天気・空などが)どんよりした」「鈍い」等の意味を持つ形容詞(動詞の意味もある)。語源は「頭の回転が遅い」といった意味に由来している。すぐにピンと来ないといった感覚から冒頭の意味につながっているのだと思う。
headache
「頭痛」「困った問題」等の意味を持つ名詞。語源は、head(頭)+ache(痛み)→「頭の痛み」となり冒頭の意味につながっている。
なお、接尾辞-ache(痛み)を持つ単語としては、toothache(歯痛)、stomachache(胃痛)等がある。痛みと言えばpainを思いつくが、acheは体の痛みだけでなく心の痛みも表現できるという違いがある。そのため、headacheには「困った問題=頭を悩ませるもの」という意味も保有している。
▶️(参考)DUO3.0の例文316:headache(頭痛)
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