DUO Select 例文解説メモ #202
DUOセレクトの例文202本目です。
domestic affairs(国内問題)ですが、DUO3.0ではforeign affairs(外交問題)という形でaffairsが使われています。
frequently
「頻繁に」「しばしば」という意味を持つ副詞。少し文語的な感じがあるので、日常会話ではoftenやa lotを使うとの説明がlongmanにある。
▶️(参考)DUO3.0の例文195:frequently(頻繁に)
interfere in…
「…に干渉する」という意味を持つ表現。この表現で使われている動詞interfereは「干渉する」「口出しする」等の意味を持っており、語源は、inter(間に)+fere(打つ)→「(二人の)間で打つ」ということ。ここから「お互いに打ち合う」→「干渉する」といったニュアンスとなり、前述の意味につながっている。そのため、interfere in…という形で「…の範囲で干渉する」となり意訳すれば冒頭の意味となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文548:interfere with…(…を妨害する)
domestic
「国内の」「家庭の」「家庭用の」等の意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。語源は、dom(家)+ic(形容詞語尾)→「家庭の」ということ。ここから「家庭」→「国内」という意味に拡張されて冒頭の意味につながっている。
なお、語根dom(家)は、ラテン語のdomus(家、邸宅)を経て、イタリア語のduomo(ドゥオーモ)、英語のdome(ドーム)といった具合に英語に入ってきている。英語のdomeは丸い形の屋根を意味し、日本語でも「東京ドーム」「名古屋ドーム」といった形で使われている(ドーム構造をしていることからそのような名称になっている)。
また、同単語を使った身近な使用例としては、DV(domestic violence=家庭内暴力)、Domestic flight(国内線)、GDP(Gross Domestic Product=国内総生産)等がある。下記写真はミラノで撮影したドゥオーモ。
▶️(参考)DUO3.0の例文135:domestic(国内の)
affair
「(複数形で)情勢」「(複数形で)事情」「事件」「浮気」等の意味を持つ名詞。語源は、af(~の方へ)+fair(する)→「何かをする(to do)」ということ。
語源イメージがかなり曖昧なのでちょっと確証はないが、①単数形で出来事→「事件」、②複数形で色んな出来事をまとめて→「情勢」「事情」、③異性関係の出来事→「浮気」という具合に冒頭の意味につながっているのだと思う。
affairについてはちょっと漠然としているので、いくつかの例文を通してその語感を磨いていくしかないと思う。この例文の場合は、②の意味で使われている。
▶️(参考)DUO3.0の例文449:affair(事情)
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