DUO Select 例文解説メモ #237
DUOセレクトの例文237本目です。
behavior
「振舞い」「行儀」「(化学物質等が示す)反応」等の意味を持つ名詞。語源は、be(強意)+have(持つ)+or(名詞語尾)→「(自分自身)をしっかり持つ」ということ。ここから「ある特定の方向に行く」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、「礼儀正しく」といったフレーバーが加わったのは19世紀頃となり「行儀よくする」という意味合いにつながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文049:behave(振舞う)
be far from…
「…から遠くに離れている」「…から懸け離れている」等の意味を持つ表現。距離を聞くお決まりフレーズとしてHow far…?(どのくらい遠い?)があるので、farが「遠い」「遠く」という意味を持つのは理解できると思う。fromの後には「どこから」を表す起点が続くが、この例文ではappropriate(ふさわしい)という形容詞となっているため「ふさわしい所から遠くに離れている」ということになる。
文法的な話になるが、前置詞の後ろに形容詞appropriateが続くのに疑問を持つ人もいると思う。この場合、being appropriateが省略された形、もしくはfar fromという熟語が副詞的に働いて形容詞appropriateを修飾していると考えれば納得できると思う。個人的には、この辺りはあまり気にせず、It’s far from appropriateというフレーズで覚えてしまってよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文392:be far from…(…から遠くに離れている)
appropriate
「適切な」「妥当な」等の意味を持つ形容詞(動詞の意味もある)。語源は、ap(~の方へ)+proper(あるべき所に所属)+ate(形容詞/動詞語尾)→「あるべき所に所属させる」というイメージ。このイメージから動詞としては「(特定の目的に対して)割り当てる」といった意味になり、そこから「適切な」という形容詞の意味となり冒頭の訳となる。
なお、appropriateは動詞、形容詞の両方の意味を持つが、末尾の発音に少し差があるのと動詞のappropriateには不正に金銭を割り当てて私物化するといった意味もあるので要注意。proper(あるべき所に所属)となる理由については、前の例文で出てきたpropertyのところで説明済みなので忘れてしまった方は読み返して頂けると理解が深まると思う。また、appropriateの意味の派生を図にすると下図のような感じになる。
▶️(参考)DUO3.0の例文327:appropriate(適切な)
occasion
「(ある事が起きる)時」「(ある事が起きる)場合」「(特別な)時」「(ふさわしい)場合」「きっかけ」「原因」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、oc(下に)+ca(落ちる)+sion(名詞語尾)→「下に落ちてくる」ということ。
ここから、①物事が落ちてくるとき→「(ある事が起きる)時」「(ある事が起きる)場合」、②物事が落ちてくるのはレアケースと捉えて→「(特別な)時」、③物事を落とす→「(ふさわしい)場合」、⑤物事が落ちる→何かの「きっかけ」や「原因」といった具合に冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文496:occasion(場合)
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