DUO Select 例文解説メモ #138
DUOセレクトの例文138本目です。
species
「(生物学上の)種」という意味を持つ名詞。語源は、語根spec(見る)が入っていることから想像できるように「見て分かる」→「見た目が同じ」という流れから冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文234:species((生物学上の)種)
cannot
can’tを省略せずに書いた形となる。省略せずに書く理由は「notの部分を強調するため」となり、この例文の場合は「順応できない」ことを強調している。なお、ライティング時の話になってしまうが、can notとスペースを入れないように要必要。昔はスペースを入れた形でも使われていたが、最近ではcannotが正しいとされることが多い。
▶️(参考)DUO3.0の例文024:cannot
adapt to…
「…に順応する」「…に適合する」等の意味を持つ表現。動詞adaptは、ad(~の方へ)+apt(掴む)→「~の方へ掴む」ということ。ここから「連結する」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、語根apt(掴む)を持つ身近な単語としては、電源コネクタ変換を行うadaptor(アダプター)があるので、そこからイメージを膨らませて紐付けてもよいと思う。また、後の例文で出てくるadopt(選ぶ)と混乱しがちなので要注意(発音が違うので音とイメージを紐付けれるように繰り返し聞くのがよいと思う)。
▶️(参考)DUO3.0の例文358:adapt to…(…に順応する)
climate
「気候」「風土」「(ある気候の)地帯、地域」等の意味を持つ名詞。語源は、clim(傾く)+ate(名詞語尾)→「傾きによって分けられたもの」ということ。これは、昔の地理学者が「地球を太陽光の傾きに基づいて区分けした」ということに由来しており、「地域」「地帯」という意味があるのはこのためとなる。後に区分けされたclimate(地域)の気温、降水量等が重要視され始め、特定の地域の「気候」「風土」を意味するようになり冒頭の意味につながっている。
さらに比喩的に、精神的、経済的、社会的な状況を表すのにも使われるようになり、ニュースや新聞等を読んでいると、economic climate(景気)といった表現を見聞きすることがある。
weatherとclimateの違い
climateと混乱しやすい単語にweather(天気)がある。後の例文で出てくるが、weatherはDUO3.0で出てくるweather forecast(天気予報)という使われ方から分かるように短期的な天候を指す。それに対してclimateはもっと長期的なこと(すなわち気候)を指す。上述したようにclimateは「傾き」の結果としてもたらされるものなので、短期ではなく長期というニュアンスも分かると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文246:climate(気候)
extinct
「絶滅する」「消滅する」等の意味を持つ動詞。語源は、ex(外に)+tinct(刺す)→「刺して外に出す」ということ。これだけだと何のことか分からないが「刺す=ボタンを押す」と考えれば、ボタンを押して火を消すといった流れから冒頭の意味につなげることができる(語源を調べたが詳細は分からなかった)。もしくは、身近な例であるextinguisher(消火器)から紐付けてもよいと思う。
extinguisherは「火を消失するもの」という意味で、そこから「消失」というイメージは掴むことができる(語源もextinctと同じ)。なお、消火器は色んな所に置いてあるので、extinguisher(消火器)という意味を知らなかった人は意識して探してみるとよいと思う。すぐに見つかると思うしまず間違いなくextinguisherという英語表記もされている。
▶️(参考)DUO3.0の例文234:extinction(絶滅)
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