DUO Select 例文解説メモ #246
DUOセレクトの例文246本目です。
as soon as…(…するとすぐに)は文法的には同等比較になります。個人的には用語はどうでもいいですが、同表現のコアである as(イコール)の感覚が重要と思います。
as soon as…
「…するとすぐに」という意味の表現。文法的には同等比較と呼ばれる構文となる。前の例文で出てきたas far as…でも説明しているので忘れてしまった方はそちらを読み返して頂ければと思う。
一部重複する内容となってしまうが、この構文では、as(イコール)であることを踏まえて、前半のasは副詞で「同じくらい~」という程度のイコールを表し、後半のasは接続詞となり「…と比べて」という基準としてのイコールを表す。
そして、この解釈に沿って例文を前から訳していくと、As soon(同じくらいまもなくですよ)+as we started our conversation(私たちが会話をスタートしたのを基準として)となり、通しで訳せば「会話をスタートしてすぐに」という意味になる。as soon as…という形でよく使われるので、例文暗唱を通じて表現ごと暗記してしまえばよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文335:as soon as…(…するとすぐに)
interrupt
「口をはさむ」「中断させる」「邪魔する」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は、inter(間に)+rupt(壊す)→「中に入って壊す」というイメージから冒頭の意味につながっている。
主に会話や食事などに割り込んで中断させる(邪魔をする)というような状況で使われることが多く、この例文では「会話の中に入って壊す」ということになるので「会話の邪魔をする」という意味になる。
なお、似たような意味を持つ単語にDUO3.0で出てくるdisturbや前の例文で出てきたbotherがあるので、これらのニュアンスの差異についても下にまとめておく。
interrupt, disturb, botherの違い
それぞれの単語の持つニュアンスについては、ネイティブ視点でここにまとめられているのでそちらの内容を読んで頂くのがよいと思う。また、下記動画にdisturbとbotherの違いが説明されている。
ここでは、ニュアンスの差について語源からアプローチした内容をまとめておく(記憶やイメージに定着させるため)。まずはinterruptだが、inter(間に)+rupt(壊す)→「中に入って壊す」というイメージから「一連の流れを中断させて」というような場合に使われることが多い単語。具体的には会話、スピーチ、食事等の行動を一時中断させるような時に使われる。
次にdisturbだが、dis(完全に)+turb(乱す)→「完全に乱す」というイメージから「人の集中を搔き乱して」というような場合に使われることが多い単語。身近な例としては、ホテルの清掃サービスを断る際にドアの外に掛ける札にDo not disturbという文字が書かれている。
最後にbotherだが「ノイズで耳を聞こえなくする」という意味から「集中力を削ぐ」→「邪魔をする」という感じになると思う。
上記動画ではdisturbとbotherの差は、偶然か意図的かの違いと説明がされているが、botherの意図的というのは語源から何となく感じ取れると思う。disturbの偶然というニュアンスについては、こじ付け度が増してしまうが、disturbをdis(反対)+turb(回転)→回転しているものを止めてしまうという風に解釈すれば無理やりつなげることもできると思う。*)語根turb(乱す)が回転という意味を持つことについては、disturbのところで説明している。
▶️(参考)DUO3.0の例文309:interrupt(邪魔する)
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