DUO Select 例文解説メモ #219
DUOセレクトの例文219本目です。
so-called
「いわゆる」「俗にいう」等の意味を持つ形容詞。分解して考えれば、so(そのように)+called(呼ばれる)→「そのように呼ばれている」となり、冒頭の意味につながっている。一般的にそう言われているというニュアンスももちろんあるが、大抵はそうは言われているけれど(実際は違う)という否定的なニュアンスで使われることが多い表現。
longmanの例文には、The so-called experts couldn’t tell us what was wrong.(いわゆる専門家と呼ばれる人たちは、何が間違っていたのか伝えることができなかった)といったものが掲載されており、専門家をあまりよく思っておらず専門家なのにという皮肉が込められているのが分かる。この例文の場合は、そのような感じには受け取れずニュートラルな感じで使われているのだと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文057:so-called(いわゆる)
minority
「少数派」「少数集団」等の意味を持つ名詞(形容詞の意味もある)。語源は、minor(小さい)+ity(名詞語尾)→「小さいもの」ということから冒頭の意味につながっている。日本語でもカタカナでマイノリティ(少数派という意味)で使われることがあるので、耳にしたことがある人は自然と理解できる単語だと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文444:minority(少数派)
make up
「捏造する」「化粧する」「仲直りする」「(ある割合を)占める」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、make(作る)+up(完全に)→「完全に作り上げる」ということ。
ここから、①事実を完全に作り上げる→「捏造する」、②見た目を完全に作り上げる→「化粧する」、③(喧嘩した相手との関係を)完全に作り上げる→「仲直りする」、④全体のうち一部を作り上げる→「(ある割合を)占める」といった具合に冒頭の意味につながっている。
この例文では④の意味で使われており、a large proportion(大きな割合)+of(分離)+ the U.S. population(アメリカの人口)→「アメリカの人口から大きな割合を分離して作り上げる」となり、意訳すればDUOセレクトの和訳となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文205:make up(仲直りする)
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