DUO Select 例文解説メモ #067
DUOセレクトの例文67本目です。
barelyの類似単語にhardlyがあります。ニュアンスの違いも意識しながら例文暗唱するとよいと思います。
faint
「気絶する」「気を失う」等の意味を持つ動詞。フェイントと言えば、スポーツや格闘技で「フェイントを入れる」という形で使うが、こちらのスペルはfeintとなる。ただ面白いことに語源自体はfeintもfaintも同じらしい。
語源からアプローチしても良いかと思ったが、あまりしっくりくる内容ではなかったので説明は割愛。なお、faintには名詞、形容詞としての意味もあり、faint memoryで「うろ覚え」という意味。faintが気絶という意味を知っていれば「気絶」→「気が遠くなる」→「ぼんやりした」というニュアンスが感じ取れるので、faint memoryの意味も素直に理解できると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文125:faint(気絶する)
barely
「辛うじて~する」「やっと~する」「ほとんど~ない」等の意味を持つ副詞。後の例文で出てくるhardlyとよく比較される単語となる。hardlyはhard(難しい)という単語が入っていることから「ほとんど~ない」という否定的なニュアンスになるのに対して、barelyは何かがギリギリできるといったポジティブなニュアンスを持っている。
これは、bareは(体の一部が)裸になっているという意味を持っていることに由来していると思う。身近な例としてはbarefoot(裸足の)といった表現がある。ここから、「体の一部分が裸になる」→「全体の中の一部分が完了する」→「辛うじて~できる」というニュアンスになるのだと思う。ただ、文脈によっては否定的なニュアンスにもなりうるらしい。
barelyとhardlyの違い
下記動画で分かりやすく説明されているので時間があれば視聴をお勧めする。
要約すれば次のような感じになる。
<過去形で使われるとき>
- barely→どの程度物事が完了したかに焦点を当てており、完了した量は期待以下となる。
- hardly→努力に焦点を当てている。
<現在形で使われてるとき>
- barely→最低限のことができる
- hardly→できない
個人的には、barelyに関しては上述した「一部が」というニュアンス、hardlyに関しては「難しい」というニュアンスを押さえておけば上記内容は感覚的にも理解できると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文173:barely(やっと~する)
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