DUO Select 例文解説メモ #125
DUOセレクトの例文125本目です。
behind the scenes
「舞台裏で」「ひそかに」「水面下で」等の意味を持つ表現。sceneは色々な意味を持つ多義語となるが、ここでは舞台上のシーン(scene)を想像するのがよいと思う。観客は舞台上で役者が色々なシーン(scenes)を演じているのを見ているわけだが、その裏では(behind the scenes)色んな舞台機材が働いており、それらは観客には見えないということ。そして、このイメージが転じて、「今見えているものの裏では」というようなニュアンスが生じて冒頭の意味につながっている。
なお、前述したようにsceneは多義語で、①(映画・劇の)場面、②(事故・犯罪の)現場、③業界、世界、④景色等の意味が辞書に載っている。語源を遡れば「影を与えるもの」→「テント、ブース」→「役者のためのステージ(舞台)」→「演技の場面」といった形で意味が派生してきており、後半2つのイメージを抑えておけば、①は「演技の場面」、②は「事故や犯罪の舞台」、③は「特定のシーンに関係する舞台上の人たち」、④は舞台上の風景といった形で理解できると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文397:behind the scenes(水面下で)
conflict
「対立」「紛争」「葛藤」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、con(一緒に)+flict(叩く)→「互いに叩き合う」ということ。ここから、①意見が異なりお互いに叩き合う→「対立」、②武力的にお互いに叩き合う→「紛争」、③自身の中で複数の意見が叩き合う→「葛藤」という具合に冒頭の意味につながっている。
残念ながら、語根fict(叩く)を持っている単語はあまりないので上記内容をイメージしながら例文暗唱をして単語として覚えてしまうのがよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文440:conflict(紛争)
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