DUO Select 例文解説メモ #343
DUOセレクトの例文343本目です。
enough to…で「…するのに十分な」という意味の表現です。瞬間英作文でも出てくるような基本表現となります。
mature
「(子供や若者の態度などが)大人びた」「十分に成長した」「成熟した」「熟成した」「熟年の」等の意味を持つ形容詞(動詞の意味もある)。語源は、matu(良い事)という語根を持ち、ここから、完全な状態になるというニュアンスから冒頭の意味につながっている。
個人的には語根matu(良い事)は覚えてもあまり有用な語根ではない印象なので、例文暗唱を通じて素直に単語を覚えてしまうのがよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文515:mature(大人びた)
appreciate
「感謝する」「認識する」等の意味を持つ動詞。語源は、ap(~の方へ)+preci(price)+ate(動詞語尾)→「~に値段を付ける」というイメージ。下図のように対象に応じて色んな意味に派生している。
この例文では、appreciate the consequences of his actionsとなっており「彼の行動の成り行きの結果出てくるものを正しく値付けできない」ということ。文脈がちょっと分からないが、おそらくネガティブなニュアンスになると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文285:I appreciate it(ありがとうございます)
consequence
「結果」「成り行き」等の意味を持つ名詞。語源は、con(一緒に)+sequ(続く)+ence(名詞語尾)→「一緒に続くもの」ということ。ここから「ある物事の成り行きの結果出てくるもの」というニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。なお、この例文の場合は、his actions(彼の行動)による結末という意味になる。
consequence, result, outcomeの違い
「結果」という意味を持つ単語にresultとoutcomeがあるのでこれらのニュアンスの違いについて簡単に説明しておく。consequenceは上記説明したように「ある物事の成り行きの結果出てくるもの」ということ。主にネガティブ(悪い)な意味で使われることが多い。
次にresultだが、語源は、re(後ろへ)+sult(跳ぶ)→「何かをやってその結果戻って来る」ということ。そのため「原因と結果という関係」に焦点を当てた単語となる。
最後のoutcomeだが、語源は、out(外に)+come(来る)→「外に出て来るもの」ということ。そのため、「誰も予想できない」「起きてみて初めて分かる」といったフレーバーを持ち、結果に焦点を当てた単語となる。語源から分かるようにresultとoutcomeはポジティブ、ネガティブ両方の意味で使われる単語となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文143:consequence(結果)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません