DUO Select 例文解説メモ #363
DUOセレクトの例文364本目です。
take A into account
「Aを考慮する」「Aを考慮に入れる」等の意味を持つ表現。この表現で使われている名詞accountは「収支計算書」「報告」「説明」「口座」「(ユーザ)アカウント」「得意先」等の意味を持つ多義語となるが、語源としては、ac(~の方へ)+count(計算、カウント)→「何かを計算に入れる」ということ。
それを踏まえた上で、take A into accountという表現を直訳すれば「Aを計算の対象に入れる」となり、意訳すれば冒頭の意味につながるのが分かると思う。
なお、類似表現としては、accountをconsideration(考慮*)で置き換えたtake A into considerationという表現がある。個人的にはこちらの方が幅広く使われている印象がある。なお、ビジネスでは同表現を覚えていると非常に役立つので、まずは例文暗唱を通じて同表現をいつでも言えるようにしておくとよいと思う。
*)DUOの例文内にはconsiderationという名詞は出てこないが、動詞形のconsider(熟考する)は出てくるので気になる人は説明を読み返して頂ければと思う。また、accountという単語自体についての説明はDUO3.0で出てくるon account of…(…のために)で解説しているので気になる方は読んで頂ければと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文447:take A into account(Aを考慮に入れる)
factor
「要因」「因子」「係数」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、fac(作る)+or(人を表す接尾辞)→「何かを作るもの」ということ。
ここから、①結果を作るもの→「要因」、②生物学で何かの働きに重要な作用を及ぼすもの→「因子」、③結果を算出するために掛けるもの→「係数」といった具合に冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文131:factor(要因)
conclusion
「結論」「決定」等の意味を持つ名詞。語源は、con(一緒に)+clus(閉じる)+ion(名詞語尾)→「一緒に閉じる」ということ。ここから、議論や調査を終えるといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
「結論に至る」という意味でcome to a conclusion、reach a conclusionといった形で使われることが多い。
▶️(参考)DUO3.0の例文293:conclusion(結論)
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