DUO Select 例文解説メモ #260
DUOセレクトの例文260本目です。
council
「(市町村の)議会」「諮問委員会」等の意味を持つ名詞。語源は、coun(共に)+cil(叫ぶ)→「共に呼びあって集まる」となり冒頭の意味につながっている。この例文ではcity councilという熟語で「市議会」という意味で使われている。
▶️(参考)DUO3.0の例文390:council((市町村の)議会)
represent
「代表する」「代理となる」等の意味を持つ動詞。語源は、re(強調)+pre(前に)+sent(いる)→「前にいるのを強調する」ということ。ここから、①みんなの前にいる→「代表する」、②本人の代わりに前にいる→「代理となる」といった形で冒頭の意味につながっている。
なお、語根sent(いる)はesseというラテン語のbe動詞に由来しており、次に説明するabsent(欠席の)や後の例文で出て来るpresent(現在の、プレゼント)という単語にも使われている。
ちなみに、ビジネスではsales representative(販売員)という表現をよく聞くが、主に特定の地域で移動しながらという販売する人という意味となる。その地域では、その会社を代表してお客さんに商品を売るということから、representativeという単語が使われるようになったのだと思う(sales repと略されることもある)。
▶️(参考)DUO3.0の例文060:representative(代表者)
entire
「全体の」「全部の」等の意味を持つ形容詞。語源はスペルからは想像できないが、DUO3.0の例文に出てくるintegrate, integrityと同じとなる(*)。そのため、in(反対)+teg(触れる)→触れられない→「完全なモノ」というニュアンスとなり、これがentireにも適用されて冒頭の意味につながっている。スペルから意味がイメージできないので例文暗唱を通じて単語として覚えてしまうのがよいと思う。
(*)integrate, integrityはラテン語から英語に直接入ってきた単語であるのに対して、entireはラテン語→古フランス語経由で英語に入った単語となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文424:entire(全体の)
community
「(地域)社会」「コミュニティ」等の意味を持つ名詞。語源は、co(共同で)+mun(義務)+ity(名詞語尾)→「共同で義務を負う状態」というようなイメージになる。
ただこれだけだとイメージが沸かないと思うので、語根munをもう少し掘り下げるとラテン語のmunus(納税などの義務、職、贈り物等の意味を持つ)から来ている。munusは地域ごとに異なるので、それらを共同で行うということは、同じ地域に住んでいる人たちの集団ということになる。
ちなみに、longmanの最初の説明もthe people who live in the same area, town etc:となっているので、これがcommunityの基本的な意味になり、DUOの和訳も「地域社会」となっているのだと思う。
なお、DUO3.0の例文では同じ語根muniを持つ単語としてmunicipal(市の)が出てくる。そのため、municipalを「市の」と覚えてしまい、muniが「同じ地域に住んでいる」という意味を持つとして関連付けるのもよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文339:community((地域)社会)
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