DUO Select 例文解説メモ #214
DUOセレクトの例文214本目です。
soは「矢印」の意味を持っているので「だから…」「そのために」といった意味を持ちます。ただ、この例文のようにコンマの後にsoが来る場合は「だから…」となるルールがあります。
この例文で出てくる not bother to do…ですが、to不定詞だけでなく動名詞も取ることができます。プラダを着た悪魔の中でDon’t even bother coming back(わざわざ戻って来ることはない)という表現も使われている。
not bother to do…
「わざわざ…しなくてもよい」という意味の表現。この表現で使われているbotherは「困らせる」「邪魔をする」「心配させる」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は不明(*)のようだが「耳が聞こえない」という事に由来しているらしい。
そのため、「雑音で聞きたいことを聞こえなくする」というニュアンスから「邪魔する」という意味以外に「心配させる」「困らせる」といった比喩的な雑音で邪魔をするといった意味を持つようになったのではと勝手に推測した。
本題に戻って、not bother to do…という形だが「…するという雑音で邪魔をするな」となり、意訳すれば冒頭の意味につながっていくのだと思う。なお、似たような意味を持つ単語としてinterruptやdisturbがあるが、ここで比較しているので一読頂けると理解が深まると思う。
(*)botherはboth ears(ノイズで両耳を聞こえなくする)ということから来ているのでは?というような意見もあった。スペルが近くて少し面白いと感じだので、補足情報として記載しておく。
▶️(参考)DUO3.0の例文370:bother(困らせる)
vote
「投票する」という意味の動詞(名詞の意味もある)。DUOの例文には出てこないが、語源はvow(誓約)という単語に由来しており、自分で選んだ政党に対して誓約するということから冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文076:vote(投票)
election
「選挙」「選出」等の意味を持つ名詞。語源は、e(外に)+lect(集める)+ion(名詞語尾)→「外に集める」ということ。ここから「複数の中から一部の人を外に集める」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。ニュースや新聞などで頻繁に使われる単語となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文389:election(選挙)
outcome
「(最終的な)結果」という意味の名詞。語源は、out(外に)+come(来る)→「外に出て来るもの」というイメージから冒頭の意味となる。
また、語源からイメージできるように外に出てくるまでは何も分からないことから「誰も予想できない」「起きてみて初めて分かる」といったフレーバーを持つ単語となる。なお、consequence, result, outcomeの違いについてはリンク先で説明しているので気になる方は先読みして頂ければと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文389:outcome((最終的な)結果)
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