DUO Select 例文解説メモ #327
DUOセレクトの例文327本目です。
この例文で使われているdoは動詞の前に付けて文の内容が事実であることを強調する表現。この場合の品詞は助動詞となり学校で必ず習う表現の一つだと思います。
although…
「…だけれども」「…ではあるが」等の意味を持つ接続詞。既にここで説明している内容なので忘れてしまった方は読み返して頂ければと思う。
discrimination
「差別」「識別力」等の意味を持つ名詞。語源は、dis(離れる)+crim(ふるいかける)+ation(名詞語尾)→「何かをふるいにかけて分離する」ということ。ここから、①先入観を持って人をふるいにかけて分離する→「差別」、②何かをふるいにかけて分離できる→違いが認識できる→「識別力」という具合に冒頭の意味につながっている。なお、語根crim(ふるいにかける)はスペルはちょっと違うが、concern(心配する)で使われている語根cernと同じなので、読み返してみると語源イメージが強化されると思う。
また、前の例文に出てきたcrime(罪)も「ふるいにかける」ということから来ているので忘れてしまった方は読み返して頂けるとよいと思う。racial(人種の)という形容詞とセットになったracial discrimination(人種差別)という熟語もニュースや新聞で出てくるので併せて覚えておくとよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文445:discrimination(差別)
prohibit
「禁止する」「妨げる」等の意味を持つ動詞。語源は、pro(事前に)+hibit(持つ)→「事前に持っておく」ということ。ここから「法律などで取り決めて」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
同じような意味を持つ単語にDUO3.0で出てくるforbid(禁止する)があるが、prohibitの方がフォーマルで、法律による禁止というのが基本的な意味合いとなる。
▶️(参考)DUO3.0の例文092:prohibit(禁止する)
exist
「存在する」「生存する」等の意味を持つ動詞。語源は、ex(外に)+st(立つ)→「外に立つ」ということ。ここから「そこにいる」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。かなり基本的な動詞となるため、敢えて語源に遡ってイメージと紐付けて覚える必要はないと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文224:exist(存在する)
degree
「段階」「度合(段階の間隔)」等の意味を持つ名詞。語源は、de(下に)+gree(一歩ずつ進む)→「下に一歩進む」ということ。ここから、下にというニュアンスが消えて冒頭の意味につながっている。さらに、ここからイメージが広がり「学位」「度」「次数」などの意味も持つようになっている。
なお、語源gree(一歩)は、ラテン語のgradusに由来しており、gradually(徐々に)やprogress(進展)等も同語根を持つ単語となる。スペルが変わってしまっているので覚えにくい難点があるのに加え、degreeは日常的によく使う単語となるので語源に遡らずにそのまま覚えてしまった方がよいかもしれない。
▶️(参考)DUO3.0の例文176:degree(度合(段階の間隔))
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