DUO Select 例文解説メモ #186
DUOセレクトの例文186本目です。
that are in dangerの部分は関係代名詞の制限用法となります。制限用法と非制限用法についてはこちらで触れているので忘れてしまった方は一読頂ければと思います。
responsible
「信頼できる」「責任がある」等の意味を持つ形容詞。語源は、response(返答)+ible(~できる)→「どんなことに対しても返答できる」ということ。ここから「信頼」「責任」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
注意点としてはHe is responsibleだと「彼は信頼できる」「彼は責任がある」のどちらかがはっきりしないため後ろに情報を追加する必要がある。この例文の場合は、前置詞for(向かって)を使って対象を明示し、We are responsible for…(…対して責任がある)という文章になっている。
なお、ハートで話そう!マジカル英語塾の中にはHe is a responsible manager. He is responsible for management.(彼は信頼できるマネージャです。彼は経営に責任を持ってます。)といった例文が入っており、この一文を覚えることでresponsibleの使い方を学べるようになっている。
<responseの語源>
responseは名詞として「返答」「回答」「対応」といった意味を持っており、語源は、re(後ろ)+spons(約束する)→「返すのを約束する」となり冒頭の意味につながっている。上記のresponsibleでは、response(返答)という形で便宜上表現したが、更に分解して「返すのを約束する」というイメージで捉えてもよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文289:responsible(責任がある)
preserve
「保存する」「保護する」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は、pre(前に)+serve(見守る)→「前もって見守る」ということ。ここから「外部からの影響を遮断して」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
自然保護の観点から、ありのままの自然を守ろうとする自然保存(Preservation)と、自然資源の有効活用を求める自然保全(Conservation)が対立することがよくある。それぞれの違いについては後の例文で出てくるconserve(保護する)で比較しているので気になる方は先読みして頂ければと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文229:preserve(保護する)
heritage
「遺産」「伝統文化」等の意味を持つ名詞。語源は、語根heri(放して行かせる)を持っており、何かを放して行かせるということ。ここから「祖先から放されてたものを引き継いで時代の先に行かせる」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
なお、語根heriはgo(行く)の由来になっているがスペル変化しているので、この例文に出てくる世界遺産(world heritage)という熟語を覚えてしまうのが手っ取り早いと思う。UNESCOのウェブサイトにWorld heritage listがあるので参考までにリンクを貼っておく。
▶️(参考)DUO3.0の例文128:inherit(相続する)
in public
「人前で」という意味の表現。分解して考えれば、in(範囲)+public(公衆)→「公衆の中で」となり冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文192:in public(人前で)
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