DUO Select 例文解説メモ #365
DUOセレクトの例文365本目です。
この例文で使われているto a certain extent(ある程度は)という表現を通じて冠詞aとcertainのイメージを掴めるように意識するとよいと思います。
冠詞aは適当なものを1つピックアップするイメージ。なお、certainの語源は「ふるいにかける」ということです。前の例文で出てきたconcern(心配する)も同じ語源を持つ単語です。
to … extent
「…の程度は」という意味の表現。この例文ではto a certain extent(ある程度)という形で使われているが、to some extent(ある程度)、to this extent(この程度)等の使い方もある。なお、この表現で使われているextentは「程度」「範囲」等の意味を持つ名詞で、語源は、ex(外に)+tent(伸ばす)→「外に伸ばす」ということ。
ここから「どのくらい外に伸ばしているのか」というニュアンスになり、前述の「程度」「範囲」といった意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文027:to … extent(…の程度は)
certain
「確信している」「ある」「特定の」「ある程度の」等の意味を持つ多義語の形容詞(代名詞の意味もある)。語源は、cer(ふるいにかける)+tain(保つ)→「対象をふるいにかけて残ったものを保つ」というイメージ。
ここから、①ふるいをかけることで何が残るか明確になる→「確信している」、②ふるいに残ったものに注目→「ある」「特定の」、③ふるいに残ったものの量に注目(あまり量は多くない)→「ある程度の」、といった具合に冒頭の意味につながる。
なお、この例文では③の意味で使われおり、通常はamount/extent/degreeといった名詞が後ろに来る形となる。残ったものを一つの塊と考えて冠詞aを付加してa certain extent(ある程度)ということ。
また、この例文では使われてないが、②の意味についても補足しておく。比較として、冠詞aはランダムに一個取り出すイメージとなる。そのため、a dogであれば、犬という動物(集団)の中から、ランダムに一匹を取り出してそれについて語るということ。
②の意味では何らかの名詞が後ろに来る形となるが、冠詞aがつくことでふるいに残ったものを取り出してきて語るということ。ふるいに残っているので、特定はされるが詳細は述べない(もしくは、分からない)という感覚になると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文027:certain(ある)
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