DUO Select 例文解説メモ #035
DUOセレクトの例文35本目です。
someのコアである「ぼんやり感」をしっかりと掴んでおきたい文章です。
some
「いくつかの」「ある」等の意味を持つ形容詞(他品詞の意味もある)。someは「ぼんやりとそこにある」というのが基本イメージ。具体的な数はわからないけどそこにあるということ。something(何か)やsomeone(誰か)といった身近な単語からもこのぼんやり感がイメージできると思う。
この例文では、pick someという形で使われており、pick(選ぶ)+some(ぼんやり)→「全体の中から適当に選ぶ」といった意味になる。イメージとしては下図の左上のような感じとなる。
▶️(参考)DUO3.0の例文060:some(いくつかの)
at random
「でたらめの」「無作為の」等の意味を持つ表現。カタカナでも「ランダムに決める」等の使い方をするので意味は問題なく分かると思う。点を表す前置詞atとセットになって、たくさんあるものからランダムに点を指し示すようなイメージが持てればよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文294:at random(無作為に)
then
「その時」「それから」「そのうえ」「じゃあ」等の意味を持つ副詞(他品詞の意味もある)。語源は指示代名詞に由来してるため「(過去、未来、次の動作等に)視点を移す機能を持った単語」と理解するとよいと思う。具体的には、①過去に視点を移す→「その時」、②次の動作に視点を移す→「それから」「じゃあ」、③次のことに視点を移す→「そのうえ」といった具合に冒頭の意味につながっている。
この例文では「無作為にいくつかを選んで」→「正しい順序に並べる」という視点を移すのに使われいる。
▶️(参考)DUO3.0の例文068:then(その時は)
order
「秩序」「順序」「命令」「注文」等の意味を持つ多義語の名詞(動詞の意味もある)。語源は語根ordi(整理整頓)を持っており「何かを順番に並べる」といったニュアンスとなり前述の意味につながっている。
この例文では、put them in correct orderという形で使われているが、分解して考えると、put(置く)+them(無作為に選んだもの)+in(範囲)+correct(正しい)+order(順序)→「無作為に選んだものを正しい順序の範囲に置く」となり、意訳すればDUOセレクトの訳となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文124:out of order(故障して)
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