DUO Select 例文解説メモ #072
DUOセレクトの例文72本目です。
organization
「団体」「協会」「組織」等の意味を持つ名詞。語源は、organ(組織)+ize(~化する)+tion(名詞語尾)→「組織化されたもの」ということ。会社で組織図という時にorganization chartと言ったりするので社会人であれば馴染みのある単語になると思う。補足説明になるが、organはもともと「楽器」という意味を持っていたようで、そこから「オルガン(楽器の一種)」→「臓器」というような意味に派生したらしい。
これは、オルガンは個々のキーに音が割り当てて全体を組織しており、生物は生きるのに必要な機能をそれぞれの臓器に割り当てていることから。そして、それらが全体を組織することから「組織」という意味になったらしい。
▶️(参考)DUO3.0の例文233:organization(団体)
suspect A of doing…
「A(人)に…したことの嫌疑をかける」という意味の表現。動詞suspectは、sus(下から上に)+pect(見る)→「下から上に見る」というイメージになる。通常、物事は正面から見るが、下から見ること=見えてない部分を見ることとなるため「疑って見る」というニュアンスにつながっている。そのため、suspect A of doing…という形で「…したことについて疑って見る」となり意訳すれば冒頭の意味となる。
また、色んな所で説明しているので重複する内容になるが、toは「これから向かう」という感覚から「これからすること」に焦点が当たり、-ing形は躍動感を意味し「頭の中で過去の状況がリプレーされている」という感覚から「既にしたこと」に焦点が当たる(詳細を知りたい人は大西先生の本を一読するのをお勧めする)。なお、説明不要だと思うが、この例文ではA is suspected of doing…という受動態で使われている。
▶️(参考)DUO3.0の例文405:suspect A of doing…(A(人)に…したことの嫌疑をかける)
supply A to B
「AにBを供給する」という意味の表現。この表現で使われている動詞supplyは「供給する」「与える」等の意味を持っており、語源は、sup(下から上に)+ply(満たす)→「下から上に満たす」ということ。
ホースのようなものを介してタンクに下から水を供給していき、その水面レベルが徐々に上がっていく様子をイメージすると良いと思う。貯まった水が徐々に使われていけば水面が下がってくるので継続的に供給してやる必要があることから「必要なものを供給し続ける」といったニュアンスを持つ単語となる。
なお、longmanには、to provide people with something that they need or want, especially regularly over a long period of time(長期間定期的に欲しているものを供給すること)という説明がされている。
この例文の「武器」は戦争する上に欠かせないものとなるのでニュアンス的にもsupplyがしっくりくると思う。なお、スペルは同じだが語根ply(折る)とは別語源となるので要注意。
▶️(参考)DUO3.0の例文036:supply A with B(AにBを供給する)
rebel
「反乱者」「反逆者」等の意味を持つ名詞(動詞、形容詞の意味もある)。語源は、re(再び)+bellum(ラテン語で戦争)→「再び戦争を起こす」ということ。現政権(国を治める政府や政権等)に対して再び戦争を起こすというニュアンスから冒頭の意味につながっている。
ただ、bellum(ラテン語で戦争)という単語は覚えてもあまり活用できないと思うので、素直にrebelという単語を覚えた方がよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文420:rebel(反乱者)
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