DUO Select 例文解説メモ #291
DUOセレクトの例文291本目です。
look through
「(書類などに)ざっと目を通す」「(引き出し・ポケットなどの)中を捜す」「(人を)見て見ぬふりをする」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、look(見る)+through(通って)→「通して見る」ということ。
ここから、①書類の上を通って見る→「ざっと目を通す」、②見えないものをスルーして(通って)見る→「中を捜す」、③前にいる人をスルーして(通って)見る→「見て見ぬふりをする」といった具合に冒頭の意味につながっている。この例文では①の意味で使われている。
個人的には、through(通って)のコアをしっかりと把握し、そこから意味を派生させていく感覚が非常に重要だと思う。
manuscript
「原稿」「手書きのもの」等の意味を持つ名詞。語源は、manu(手)+script(書かれたもの)→「手で書かれたもの」となり冒頭の意味につながっている。ちなみに、台本や簡易的なプログラムのことをscript(スクリプト)と言いうこともあるので、耳にしたことがある人も多いと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文414:manuscript(原稿)
be worth doing…
「…する価値がある」という意味の表現。この表現で使われているworthは「値打ちがある」「価値がある」等の意味を持つ形容詞で(辞書によっては前置詞としている)、語源は、語根wer(回転)を持ち「(回転して)~という状態になる」というようなイメージを持つ単語となる。
その後「~という状態になる」という意味は使われなくなり、前述した「値打ちがある」「価値がある」という意味に落ち着いている。
おそらく「~という状態になる」→「価値のある状態になる」→「それには価値がある」という流れではないかと思うが、語源を覚えてもあまり有用な単語ではないと思うので、この例文暗唱を通じて同表現を覚えてしまうのがよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文519:be worth doing…(…する価値がある)
publish
「出版する」「公表する」「発表する」等の意味を持つ動詞。語源は、make public(公にすること)となり、冒頭の意味につながっている。なお、publicをさらに突き詰めいくと「人々に属する」といったことに由来しているらしい。
▶️(参考)DUO3.0の例文011:publish(出版する)
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