DUO Select 例文解説メモ #121
DUOセレクトの例文121本目です。
the day before yesterday
「一昨日」という意味の表現。分解して考えれば、the day(その日)+before yesterday(昨日の前)→「昨日の前の日」となり冒頭の意味につながっている。よく出てくる表現になるので例文暗唱を通じてフレーズ的に覚えてしまうのがよいと思う。類似表現として、the day after tomorrow(明後日)というのもあるので、併せて覚えておくとよい。
▶️(参考)DUO3.0の例文465:the day before yesterday(一昨日)
disappear
「消える」「消失する」等の意味を持つ動詞。語源は、dis(反対)+appear(見える)→「見えなくなる」となり冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文236:disappear(消える)
without a trace
「跡形もなく」「全く形跡を残さず」等の意味を持つ表現。traceの詳細は下で説明しているのでそちらを参照して頂ければと思う。また、withoutという前置詞は、with(向かって)+out(外に)→「外に向かって」ということ。
ここから、範囲や境界を意識した前置詞となり「~以外は」という意味につながっている。この辺りはリンク先の内容を見て頂けると直感的に理解しやすいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文474:without a trace(跡形もなく)
trace
「跡」「形跡」「証拠」「(馬具の)引き革」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、abstract(抽象的な)やtreaty(条約)と同じく、語根trac(引っ張る)を持ち「引っ張ること・もの」をコアに持つ単語となる。
ここから、①動物を引っ張るもの→「引き革」、②何かを引っ張っていく→跡ができる→「跡」「形跡」「証拠」といった具合に冒頭の意味につながっている。この例文では、without a trace(形跡もなく)という形で使われている。longmanにもこの形で使われているので、個人的にはフレーズ的に覚えてしまってもよいと思う。
少し脱線してしまうが、品質管理に携わっている方であれば、トレーサビリティ(生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態)という単語を聞いたことがあると思う。例えば、何らかの理由で製品不具合を出してしまった場合、最悪製品を改修する必要が生じる。その際に、ロットや製品シリアル番号等で対象製品を明確化でき、さらにその商流や納入顧客が分かるような管理ができていれば迅速かつ最小限のコストで製品改修ができるということ。このような管理をtraceability(trace(跡)+ability(~できる)→跡が追えること)という。
▶️(参考)DUO3.0の例文474:trace(形跡)
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