DUO Select 例文解説メモ #271
DUOセレクトの例文271本目です。
quite a few people
「大勢の人」という意味の表現。「かなり多くの」「思ったよりも多く」といったフレーバーを持ち合わせている。個人的にはこの表現を理解する上でキーとなるのはquiteの解釈になると思う。そのため、ここからはquiteについて少し説明をしていく。
quiteは「完全に」「極めて」「かなり」等の意味を持つ副詞で(名詞としての意味もある)、語源は、qui(休む)を語根に持ち「休む」→「解放する」→「完全に」といったニュアンスに派生した単語となる。後に「完全に」という意味が少し弱められ、「かなり(=fairly)」という意味も持つようになっている。以上のことを踏まえて同表現を分解すると、quite(解放する)+a few(少しある)→「少しあるという先入観を解放する」→「思ったよりも多い」「かなり多い」となり、冒頭の意味につながっているということになると思う。
<動詞quit(止める)からのアプローチ>
動詞quit(止める)も上述したquite同様にqui(休む)を語根に持つ単語となる。語源は「休む」→「解放する」→「止める」といった具合に意味がつながっている。そのため、便宜上は上記のquite部分をquitで置き換えて「少しあるという先入観を止める」といったイメージでもよいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文492:quite a few people(大勢の人)
attend
「出席する」「通う」「世話をする」「伴う」等の意味を持つ動詞。語源は、at(~の方へ)+tend(伸ばす)→「何かに向かって伸ばす」ということ。
ここから、①人に向かって注意を伸ばす→「世話をする」、②何かに向かって伸びていく→「伴う」、③会議や授業などのイベントに自身を伸ばす→「出席する」、④場所に向かって自身を伸ばす→「通う」といった具合に冒頭の意味につながっている。なお、この例文では③の意味で使われている。
また、longmanにはattendは堅い表現となるため、日常的には③④の意味ではgo toを使うことが多いとの説明がされている。日本語でも④の意味でアテンドという単語を使うことがあるので、一度は耳にしたことがある単語だと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文553:attend(出席する)
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