DUO Select 例文解説メモ #001
DUOセレクトの例文1本目です。
いきなり命令文からのスタートですね。
命令文は仮定法現在の仲間です。いきなり難しい用語を出してしまいましたが、文法が得意でない方はとりあえずスルーでもよいと思います。気になる方は仮定法現在と命令形をどうぞ。
（YouTube動画版もあるのでご活用ください）
make a reservation
make a reservationで「予約する」という意味の表現。reservedやreservationという単語は色んな所で見聞きするので覚えるのはさほど難しくないと思う。
相手にmake a reservation（予約して）と頼むシチュエーションにおいて「○○までには」というのが普通で、それがat least a week in advance（最低でも一週間前には）という部分。ちなみに、DUO3.0の例文では#308ではbeforehand（事前に）を使っている。
at least
「（数量などが）少なくとも」「少なく見積もっても」「せめて」等の意味を持つ表現。この表現で使われてるleastはlittleの最上級に由来する限定詞となる（代名詞の意味もある）。
そのため、ニュアンス的にはsmallest（最も少ない）となるが、限定詞なので「少なくとも」ということ。この例文のように数量を表す語句の前に来た場合は、 at（点）＋least（少なくとも）＋（ある数量）→「少なくともある数量」となり冒頭の意味につながっている（この例文だと少なくとも1週間前にということ）。
ちなみに、数量ではなく文章が来た場合は文脈に応じて「少なくとも～」→「せめて～すべき」「せめて～できた」という意味になる。海外ドラマのFriendsでもよく出てくるので例文を挙げれば次のようなものがある。
- Yeah, but at least I’m doing it!（訳：そうね。でも少なくとも、やってるわ、状況：ダンスレッスン中に先生から完全に間違ってるという指摘を受けて言った発言）
- Well, at least she had the chance to leave a man at the alter（訳：少なくとも彼女は式場に男を置いてく機会があったのよね、状況：離婚した娘の友達の話題。結婚しない娘に対していった嫌味な発言。）
▶️（参考）DUO3.0の例文299：at least（少なくとも）
in advance
「事前に」「前もって」等の意味を持つ表現。取引時の支払条件としてPayment in advance（前払い）という形で書類に書かれていることがある。
advanceという単語自体は「前進」「進歩」等の意味を持つ名詞（動詞、形容詞の意味もある）。語源はラテン語のabanteに由来しており、ab（離れて）＋ante（前に）→「離れて前に」ということ。ここから、前方へ進んでいくというニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、後の例文で出てくるadvantage（有利）という単語も同語源となる。スペルが変形しており語源とのつながりを見つるけるのが少し困難なので、そのまま単語として覚えてしまってもよいと思う。
▶️（参考）DUO3.0の例文298：in advance（事前に）、例文263：advance（前進する）
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