DUO Select 例文解説メモ #045
DUOセレクトの例文45本目です。
exchange
「交換する」という意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は、ex(外に)+change(変える)→「外で変える」ということ。昔は物々交換していたので、家にあるものを外に持って行って何かと交換するといったニュアンスから冒頭の意味につながっているのだと思う(この説明が正しいかどうか分からないが)。
なお、exchangeを使っている身近な例としては空港の両替所。まず間違いなくexchangeという単語が入っており、exchange rate(交換レート)も表示されている。両替所は通貨を交換する場所なので、ここからexchangeが「交換」を意味するのが理解できる。
また、exchangeの基本は「何かと何かを交換すること(inとoutがあるということ)」。交換するものは、同じ種類のもの(例えば服やギフト)、異なるもの(例えば、通貨)、モノ以外(挨拶、意見)など色んなものを交換できる。この例文の場合は、exchange greetingsとなっており、挨拶交換という意味になる。交換するものが異なる場合は、I exchanged my dollars for pounds.(私のドルとポンド(イギリス通貨)を交換した)というように、for(交換)を使って入手するものを表せる。なお、changeも交換という意味を持っているので使い分けが紛らわしいが、交換という意味ではなく「何かを変えること」を指す場合が多い。
▶️(参考)DUO3.0の例文077:exchange(交換する)
greeting
「挨拶」「会釈」等の意味を持つ名詞。動詞greetの現在分詞が名詞化した単語となる。
なお、greetは「挨拶をする」「出迎える」等の意味を持つ動詞。身近な例としては、クリスマスや新年などの年中行事に併せて送るgreeting card(グリーティングカード)がある。自分も海外にいるときは日系企業へは毎年greeting cardを出していた。
また、アメリカではgreeter(出迎え係でホテル、レストラン、スーパーなどで客を迎え入れる役割の従業員)がいたりするところもある。基本単語であることに加え、一度は見聞きしたことがある単語だと思うので比較的イメージしやすいと思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文228:greet(挨拶をする)
get down to…
「…に本腰を入れて取り掛かる」という意味の句動詞。分解して考えれば、get(動いて入手する)+down(下に)+to(方向・到達)→「下に向かって何かに到達した状態を入手する」ということ。
物事に取り組む際は、机に向かって視線を資料に落としている状況を想像すれば、ここから冒頭の意味につながるのが理解できると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文129:get down to…(…に本腰を入れて取り掛かる)
business
「仕事」「個人的な事柄」「取り組むべき課題」等の意味を持つ名詞。語源は、busy(忙しい)+ness(名詞語尾)→「忙しい状態」ということ。ここから「仕事」「ビジネス」といった意味につながるのは理解できると思うが、それ以外の意味については少しつながりが薄いので補足をしておく。
busyという単語は「忙しい」という意味を持っているが語源的には「心配」「ケア」というのが元々の意味だったらしく、それが「自分の日常を埋めるもの」というニュアンスになり、そこから「仕事」という意味を持つようになったらしい。
そのため「自分の日常を埋めるもの」→「個人的な事柄」「取り組むべき課題」といった流れで冒頭に記載した意味を理解できると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文129:business(仕事)
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